2021年の7月14日歴史が動きました。ハーレーの水冷化です。これまでハーレーの水冷モデルは不人気モデルとして生まれては消えていったものですが、この「Sportster S」は何かが違います。
それは「高級化」です。
これまでのハーレー水冷モデルは、伝統的な空冷モデルのイメージを匂わせながら「中途半端なモダンさ」を取り入れることで絶妙な「ダサさ」がありました。
モダンさの中に本当の最先端のハイテク機能が入っていれば許容できたのですが、そこにはABSぐらいしか電子制御は入れず、ただダサいだけのバイク。空冷に紛れた水冷バイク。不人気車として終わった歴史があります。
今回は現代風なデザインに全振りなのですが、デザインだけでなく、機能面フル電子制御を入れてきました。
クルコンもトラコンも入ってます。さらにメーターはフル液晶です。最高じゃないですか。
やっとハーレーも売れるということを分かってきたような気がします。おそらく「ストリートツイン」のようなエントリーモデルにもトラコンのような最低限の電子制御を入れ快進撃を続けるトライアンフがそう意識させたのだと思います。
そうです。現代はデザインだけでなく中身が時代に追いついてなければ売れないのです。