2023年10月31日、トライアンフのタイガー900シリーズのマイナーチェンジが発表されました。内容としては見た目のカラー、エンジン性能、セーフティーがバージョンアップした感じです。
ディーラーでは受注停止状態で2023年モデルは限定のアラゴンエディションしか入ってこないという状況でしたが、やっぱり新型が出てきましたね。
今回は新型タイガー900GT Proとなり、その進化スペックや装備、価格の何が変わったのかを見ていきましょう。
目次
価格は据え置き
2023年モデルのタイガー900 GT Proの価格はホワイトが1,895,000円、ブラックが1,925,000円、ブルーが1,940,000円でした。
新型2024年モデルの価格はホワイトが1,895,000円、レッドとグレーが1,925,000円です。194万円のカラーが無くなったということですね。
この円安のご時世で値段据え置きは本気度を感じます。
デザインはカラー変更がメイン
カラーは3色です。
カーニバルレッドとサファイヤブラック。これがトライアンフ一押し。
グラファイトとサファイヤブラック。これがかっこいい。
スノードリアホワイトとサファイヤブラック。意外とシンプルで一番無難でいいかもしれません。
細かいところを見ていくと、サイドのシュラウドのタイガーロゴの下に肉抜きがされてフィンが追加されていたり、シート下のサイドパネルのデザインが変更されていたりします。
あとシートのタンク側が短くなり、その代わりにタンクに樹脂パーツが付いているようです。
クチバシとシュラウド形状が進化
こちらが新型のタイガー900GTProのフロントデザインです。
上が旧型のタイガー900です。クチバシの形状が新形となって薄く鋭くなり、新型の方がライダー側に長く伸びていることが分かります。
さらにヘッドライト下に新型はアミアミの形状が見えますね。
さらにサイドのシュラウドの形状が大きく変更となっています。旧型は上下2分割のパーツになっているのですが、新型では肉抜きがされていて、フィン形状の造形も追加されています。
より空力を良くした感じはしますが、トライアンフから空力性能の改善はアナウンスされていないのでデザインの変更でしょう。
シート下も新型ではカーボン調のシートが貼ってありそうです。
タンクのライダー側に樹脂製のプロテクターがあり、パッセンジャーシートが短縮されていそうです。タンクパッドを貼る人も多かったのかもしれませんね。
エンジン性能が10馬力アップ!
- エンジン形式:水冷並列3気筒DOHC12バルブ
- 排気量:888cc
- トランスミッション:6速
- 最高出力:108馬力(9500回転)※旧モデル95.2馬力(8750回転)
- 最大トルク:90N・m(6850回転)※旧モデル87N・m(7250回転)
- 燃料タンク:20L
馬力が13馬力アップし3N・mアップしています。
高回転時にはパワーがもっと伸び、低回転でより大きいトルクを出すエンジンに進化しました。
そのパワーアップの秘密は圧縮比。11.27:1→13.0:1と結構高くなっています。ストリートトリプルのようなスポーツバイク並みの圧縮比です。これは大丈夫か?
エンジンのカラーも前のガンメタっぽいカラーからオールブラックになっている気がします。
これを書いている発表翌日に旧モデルを納車待ちの私には残念な気持ちでなりません。。。
新機能
新しい7インチTFT液晶モニター
液晶モニターが新型へと進化しています。上が新型のモニターで下が旧型のモニターです。画面サイズは両方とも7インチで変更ありません。
新型の方がベゼルがちょっとスマートになりましたかね。あとメーターのデザインが今っぽくなりました。
液晶の解像度とかその辺の進化は分かりません。何が新型かの詳細は出ていませんがデザインと表示デザインの変更でしょう。
新型の液晶画面の脇にはUSB-C端子が装備されています。さらに新型ではハンドルマウントにダンパーが装備されて振動をより吸収してくれます。
アクティブセーフティー機能
従来モデルでもコーナリングABSや6軸IMUが搭載されていましたが、コーナリングABSなどが進化して、制動距離をより短くする機能が搭載されています。
さらに急ブレーキをかけた時に、ハザードランプが点灯する緊急減速警告システムを装備しました。
電子装備の強化
液晶メーターが新型7インチTFTディスプレイへ変更になった点や、USB-C充電ソケット、My Triumph コネクティビティも全モデルに標準装備され、より便利にお得感のある装備に進化しています。
モデルチェンジ悔しい
こんな感じで既に旧型となってしまったタイガー900GT所有者(というか納車待ちで今手元にないのですが)からするととても悔しい思いをしております。
おそらく発売から3年ほど経って、弱点の改良やタイガー1200と電装を合わせてきたのでしょう。
しかし、ライバルのヤマハ 新型トレーサー9 GTが搭載した、アダプティブクルーズコントロールやフロントの電子制御サスペンション、タイガー1200の自動シート高調整機能、死角に車両がいる場合にお知らせしてくれるブラインドスポット警告機能のようなびっくりするような装備は見送られたようなので、そこまで革新的ではありません。
そう考えるようにします。
皆さんの参考になれば幸いです。
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