ZX10R 2023年モデルのKRTエディションです。KRTカラーは毎年少しずつ変わっていくのですが、2023年モデルはグリーンが増えたような気がします。
2022年モデルと比較すると、アンダーカウル部分の白が緑になったり、赤のラインの入り方が変わったりとよりかっこよくなった気がします。
ちなみに2022年まであったブラック系などの他のカラーは2023年には無くなってしまい、2023年はこのカワサキグリーンしか選択できません。
価格は税込2,332,000円。
高価ですが、この最高峰のクラスのバイクが230万円というとお買い得感もあります。
今回はかっこいいカワサキのフラッグシップと言っていいスーパースポーツモデルを見ていきましょう。
目次
サイズ感
全長:2,085mm
全幅:750mm
全高:1,185mm
車重:207kg
シート高:835mm
シートは高いですが、全体的にコンパクトで軽量な車体です。
ウイングレット内蔵式のフロントカウル
ヘッドライトの左右に開いた穴がウイングレットです。
一体型ウイングレットを装備した先進的なエアロダイナミクスを取り入れたカウルにより、ダウンフォースを高めています。従来比17%アップのダウンフォースとのことです。
中央の通気口はラムエアを取り込む穴です。
ホンダのCBR1000RR-Rのように日本メーカー勢は内臓ウイングレットを採用しているようです。
>>【現車確認!】「CBR1000RR-R SP」にまたがってきた!シート高と足つき!スペック!を詳細写真で【2020年モデル】
BMWやドカティのように翼が生えているウイングレットではありません。
転倒しても折れないという利点はありますが、かっこよさは外装式のウイングレットですよね。
ウインドスクリーンには川崎重工のリバーマークがありました。
フロントカウルの赤いラインは2023年モデルカラーの特徴でもあります。
最高出力204馬力のエンジンスペック
水冷4ストローク並列4気筒/DOHC 4バルブエンジン
排気量:998cc
最高出力:204馬力(13,200回転)
※ラムエア加圧時:213.1馬力(13,200rpm)
最大トルク:115N・m(11,400rpm)
水冷エンジンですが、オイルクーラーを追加で装備することでより冷却効果を高めています。
フロントブレーキ・サスペンション
フロントブレーキはもちろんブレンボ製。
外径φ330mmセミフローティングディスクとM50ラジアル4ポットブレーキキャリパーを採用しています。
ブリヂストン製 Battlax Racing Street RS11タイヤを標準装備。
フロントサスペンションはショーワ製。プリロードアジャスター装備。
コックピット周り
ZX10Rは4.3インチのTFT液晶メーターを採用し、Bluetooth接続も備えます。
フロントフォークにステアリングダンパーっぽいのが付いていますね。
なんとこちらオーリンズのステアリングダンパーそれも電子制御で調整してくれるいいやつです。
オーリンズ電子制御ステアリングダンパー
*速度や加減速の状況によって減衰力が変わる電子制御ステアリングダンパーを搭載。低速では減衰力を弱め軽快なハンドリング、高速では減衰力を強めて安定性を増加させます。
https://www.kawasaki-motors.com/mc/lineup/ninjazx-10r/
マフラー
マフラーはZXシリーズ下位モデルと似たようなデザインではありますが、チタン製のマフラーですので軽量化と思います。
かなり太くていい音させています。
リヤサスペンション
リヤサスペンションはショーワ製のホリゾンタルバックリンクリヤサスペンションを採用しています。
調整機構付きで、伸側、圧側ダンパーを独立して調整可能です。
リヤブレーキ・タイヤ
リヤブレーキは220mm径の片押し1ポッドキャリパーを採用しています。
タイヤはブリヂストン製Battlax Racing Street RS11タイヤを標準装備です。
テールライト
テールライトはカクカクしていて、かっこいいLED。リヤのウインカーもLEDです。
シートは鍵で開けることができます。
電子制御モリモリ・クイックシフターも標準
電子制御もすごいのがZX10R。
6軸IMUも装備し、車体姿勢も管理。最適な車体制御を実現します。
また、クイックシフターも標準で装備し、クラッチ無しでシフトアップダウンを操作可能です。
KCMF(カワサキコーナリングマネジメントファンクション)
*KCMFは高度に洗練されたプログラムとハードウエアを用いたカワサキが誇る最先端のエンジン&シャーシ・マネジメントパッケージです。IMUが解析するデータを活用することでコーナリング中のエンジンやシャーシ各部の状態をリアルタイムでモニタリングし、パワーやブレーキ効力を最適な状態にコントロール。加減速時の挙動をスムーズにすることで、ライダーが意図したラインをトレースできるようにサポートします。
Ninja ZX-10Rでは、KCMFが以下のシステムをコントロールしています。
S-KTRC (スポーツ-カワサキトラクションコントロール)
KIBS(カワサキインテリジェントアンチロックブレーキシステム)
KLCM(カワサキローンチコントロールモード)
カワサキエンジンブレーキコントロールS-KTRC (スポーツ-カワサキトラクションコントロール)
*スーパーバイク世界選手権で培われたテクノロジーによる、先進のトラクションコントロール機構を搭載。また、IMUからの車体姿勢情報をもとに過剰なスリップを抑制するだけでなく、マシンが前進するための最大限のトラクションを得ることを可能にしています。
*S-KTRCは走行モードを5種類から選択可能。路面状況や技量に合わせてモードを選択できます。また、システムをOFFにすることもできます。
パワーモード
*パワーモードは、ライダーの好みや条件に合わせてフル、ミドル、ローの3つのモードから出力選択が可能。
フル :フルパワー
ミドル:フルパワーの約80%の出力
ロー :フルパワーの約60%の出力インテグレーテッドライディングモード
*S-KTRC、パワーモードと連携する包括的なモードセレクト機能。トラクションコントロール、出力特性をスポーツ、ロード、レインの3種類からライディング条件に合わせて簡単に設定することができます。また、好みの設定が記憶可能なライダーモードも備えています。
KIBS (カワサキインテリジェントアンチロックブレーキシステム)
*カワサキのスーパースポーツ用高精度ブレーキ制御システムであるKIBS。前後のホイール速度差だけでなく、フロントキャリパーに掛かる油圧やエンジンECUからの多様な情報を解析し、標準的なABSシステムよりもはるかに細かい油圧変化が可能で、非常に滑らかな操作フィーリングを実現します。
KEBC(カワサキエンジンブレーキコントロール)
*急なアクセルオフを行った場合でも、エンジンブレーキの効きを適切にコントロールし、スムーズなライディングをサポートします。システムオフも選択できます。
KLCM (カワサキローンチコントロールモード)
*サーキットにおいて、スタート時に最も効率的な加速を得るための電子制御システムがKLCM。IMUからの車体姿勢情報によりホイールスピンを抑えホイールリフトを最小限にとどめつつ効率的な加速を可能にします。※クローズドコースでの使用を推奨します。
https://www.kawasaki-motors.com/mc/lineup/ninjazx-10r/
電子制御がすごすぎてまとめる気もなくなるくらいすごいです。
かなり高い次元で車体を制御してくれて、安全にコーナーを曲がれたりします。
クルーズコントロール装備
そんなレースに勝つために開発されたZX10Rですが、レビューでよく高評価を聞くのが、ZX10Rのツーリング性能。
なんとクルーズコントロールが標準で付いています。クルーズコントロールとは設定すると一定の速度を維持して走行してくれる高速道路で重宝するシステムです。
レースモデルで装備しているものはそこまで多くありませんので、かなりツーリング性能も意識しているのでしょう。
あと、ハンドルの切れ角や乗車姿勢も意外とロングツーリングに行けちゃいそうな扱いやすさとのことです。
皆さんの参考になれば幸いです。
PR:買い替えを検討されている方へ
冷静に査定するなら数社相見積もりが賢い売り方
私はハーレー ストリートグライドを納車してローン残ありにもかかわらずすぐ売った経験があります。重すぎて正直すぐ手放しました。
正直、気が動転していて「ローン残あり」でもすぐ買い取ってくれる「バイク王」に飛び込みましたが、冷静に考えたら他社はもっと高く買ってくれたかもと後悔しています。でも無料なので一度査定してみるのはありです!
バイク王無料査定申し込みは簡単!
>>ネットで簡単バイクオンライン査定はこちら!無料出張買取です!
画像だけでバイクが売れる話題のカチエックス(旧:アップス)もおすすめ
>>ネットでバイク売るならKATIX【KATIX】