GSX-8Sはスズキ新開発の並列2気筒775ccエンジンを搭載したモデルです。
スズキの4気筒のナナハンが途絶えた今。その代わりをになる中間排気量のストファイモデル。
フロントフェイスはかなり尖ってかっこいいデザインが話題です。
東京モーターサイクルショーでは、GSX-8Sのオプション装着車が展示してありましたのでスペックとともに見ていきましょう。
目次
価格は100万円ちょっと
価格はなんと1,067,000円(税込)です。
ホンダの4気筒ネイキッドCBR650が1,001,000(税込)ですので、ちょっと高いような気もしますが、価格高騰続いているこのご時世、頑張った値段ではないでしょうか。
サイズ感と車重
全長：2,115mm
全幅：775mm
全高：1,105mm
車重：202kg
シート高：810mm
コンパクトで軽量な車体です。
ヘッドライト周り
ヘッドライトは縦2連です。Vストローム800DEやGSX-S1000のような3連ではないです。
両サイドに細く伸びるLEDライトがポジションライトとなります。
ちなみに、標準のウインカーはバルブです。オプションで前後左右セットのLEDウインカー(22,000円)が用意されています。
また、オプションのメーターバイザーが装着されており価格は、13,750円となっております。
フロントブレーキ・サスペンション
フロントの足周りを見ていきましょう。
フロントブレーキはダブルディスクブレーキを採用し、ニッシン製の対向4ポッド ラジアルマウントキャリパーが装備され、かなり豪華なセッティングです。ガッチリと止まりそう。
フロントサスペンションはKYB製の倒立フォークを採用。ストローク量は130mmとよく動きそうなサスペンションです。
タンク容量
タンク容量は14リットルと、大型バイクとしては標準よりも少し少なめかもしれません。
燃費はWMTCモード値で23.4km/Lですので、300km弱といったところでしょうか。
エンジンスペック・クイックシフター標準
水冷並列2気筒 DOHC4バルブエンジン
最高出力：80馬力（8,500回転）
最大トルク：76N・m（6,800回転）
Vストローム800DEと同じエンジンですが、Vスト800の方が最高出力82馬力（8,500回転）とちょっと大きいです。
回転数同じでVストローム800の方がパワー出る不思議。
また、GSX-8Sは電子制御がもりもり。
電子制御スロットルを搭載してライディングモードが選択できることもありますが、なんとクイックシフターが標準でついてくるのが魅力的です。それもアップダウン双方向です。
ちなみにこの車両には、オプションのエンジンスライダーが装着してあります。
このフレームスライダーがなんと74,800円！スズキさんウソでしょ！
アルミ製とのことですが、かなり高価です。
さらに、下部にオプションのアンダーカウルが装着されていて、価格が25,520円となっております。
メーターはフルカラー液晶
メーター周りはVストローム800DEと似ていますね。
メーターは5インチのフルカラーTFT液晶画面を採用しています。
オプションのツートンシート
この展示車のシートはオプションが入っています。
ツートンシート20,240円です。GSXのロゴが入り、エンボス加工がしてあります。
シートを開ける鍵穴が上を向いていてわかりやすいですね。
ショートタイプマフラー
マフラーはなんとショートタイプの独自パーツを採用しています。Vストローム800DEのような大きなマフラーをつけてくると思いきや、かっこいいをマフラー装着です。
この短さで排ガス規制のEURO5をクリアしてきています。
ショートマフラーにすることでマスの集中化をはかることができ、運動性能を高めることができるようです。
テールライトはLED
テールライトはLEDライトを採用しています。
ウインカーは標準がバルブですので注意しましょう。
ホワイトも爽やか
GSX-8Sにはブルーの他にホワイトとブラックの2色があります。
ホワイトは爽やかな印象ですね。
ブラックの実車の展示はありませんでしたが、カッコ良いのではないでしょうか。
電子制御モリモリでこの価格
GSX-8Sの価格は1,067,000円(税込)です。
スズキさんのパラツインモデルでこの値段はちょっと高いのではないかと思いましたが、SV650のような低下価格路線のバイクとは一線を画す装備に驚きます。
Suzuki Intelligent Ride System (S.I.R.S.)最新のスズキインテリジェントライドシステム（S.I.R.S.）を搭載し、スズキドライブモードセレクター（SDMS）で走行モードを切り替えられ、スズキトラクションコントロールシステム（STCS）で安心感のある走行。
さらに双方向のクイックシフターを標準装備。
さらにフルカラーTFT液晶で最先端のバイク装備を持ちます。
クルコンがあったらなお良かったですが、この装備で100万円ちょっとはお値打ち車両なのではないでしょうか。
皆さんの参考になれば幸いです。
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