![](https://koen-g.com/wp/wp-content/uploads/2020/11/IMG_0103-1-644x483.jpg)
「CBR600RR」は600ccのミドルクラスながら、ただただレースに勝つためだけに作られたバイク。ポジションは低くなるように設計されとても前傾が辛いです。同じミドルクラス4気筒のCBR650Rのようなスポーツツアラー的なイメージでは乗れないバイク。ヤマハR6、カワサキZX-6Rと同カテゴリーです。
しかし、1000ccクラスと比べて比較的扱いやすい4気筒の599ccエンジンや、流行りのウイングレットを搭載したこのCBR600RRには、この姿を眺めていたい、所有欲を満たす何か、ロマンがこのバイクにはあります。
目次
価格
1,606,000円(税込)。
カラーはグランプリレッド1色のみです。
重量
194kg
デザイン
![](https://koen-g.com/wp/wp-content/uploads/2020/11/IMG_0104-1-644x483.jpg)
CBR1000RR-Rから始まった鋭い眼光。この顔つきがかっこいいのです。
そしてウイングレットが突き出ています。
![](https://koen-g.com/wp/wp-content/uploads/2020/11/IMG_0105-1-644x483.jpg)
カラーバリエーションは、このグランプリレッド一色のみなのが特徴です。
CBR650Rと比較してもカウル面積がとても広く、より空気抵抗を意識したデザインであることがわかります。
ポジション・足つき
ポジションはかなり前傾です。
スーパースポーツCBR1000RR-Rと同等のかなりの前傾ポジションで、長時間は確実に疲れます。
シート高は820mm
身長168cmの私だと、両足つま先、親指の付け根がつく程度でした。
足つきは不安といえば不安です。小回りはしたくない足つきです。
特徴的なウイングレット
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CBR600RRを買う理由。それはウイングレット。ロマンです。
公道ではおそらく飾りになるとは思いますがかっこいいですね。
コーナー進入時や加速旋回の
安定感を向上するウイングレット。https://www.honda.co.jp/CBR600RR/design/ ホンダ公式サイトより
CBR600RRには、効果的にダウンフォースを発生させるウイングレットを採用。従来モデルの俊敏なハンドリングを阻害しないよう、配置、形状、取り付け角度を最適化。さらにウイングレット上下の先端形状により、翼端の渦の発生を抑え、ロールモーメントを低減している。これによりコーナー進入時などにおいて、フロントタイヤの荷重の減少を抑制し、コーナー進入時の安定感の向上に寄与。また、旋回中も継続的に発生するダウンフォースにより、フロントタイヤに掛かる荷重が安定することで高い旋回性能に寄与している。
![](https://koen-g.com/wp/wp-content/uploads/2020/11/IMG_0150-1-644x483.jpg)
公式サイトでは、時速何キロでどのくらいのダウンフォースを発生させ車体を安定させるかについて詳細スペックは出ていませんが、知らない方が幸せということもありますね。
コックピット周り
![](https://koen-g.com/wp/wp-content/uploads/2020/11/IMG_0107-1-644x483.jpg)
メーターはフルカラーTFT液晶を装備し先進的なコックピット周り。
フロントフォークのトップキャップはブルーのアルマイト処理でプリロード調整機構が付いています。
![](https://koen-g.com/wp/wp-content/uploads/2020/11/IMG_0154-1-644x483.jpg)
スイッチの配置はさすが大型バイク。高級感があります。
標準モデルよりも「モード切り替えボタン」と「セレクトボタン」、「ラップタイマーボタン」が追加されスイッチ周りは豪華な印象です。
アシストスリッパークラッチ
クラッチのアシスト機能は搭載していますが、CBR400RやCBR250RRのように激軽というわけではありませんでした。
600ccでもエンジンが大型ということもあり、まあまあ、普通ぐらいな重さのイメージです。
フロントの足まわり
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ショーワ製の倒立フォークに、ダブルディスクのラジアルマウントしたTOKICO製対向4ポッドキャリパーを装備。
もちろん前後ABS仕様。
おなじみのブレンボ製ではありませんが、レース仕様のがっちりブレーキを装備しています。
コーナリングABS搭載
CBR600RRは「BOSCH製5軸IMUセンサー」を搭載しています。
車両の姿勢や加速度等をコンピューター制御で演算して、最適なブレーキ圧でブレーキをかけてくれるのです。
上手くなった気にさせてくれるブレーキシステムだと言えるでしょう。
エンジンスペック
![](https://koen-g.com/wp/wp-content/uploads/2020/11/IMG_0149-1-644x483.jpg)
- 排気量599cc
- 最大馬力 121馬力を14,000回転で発生
- 最大トルク 65N.mを11,500回転で発生
- 燃費 WMTCモード 17.3km/L
399ccの2気筒バイクの最大馬力が46馬力だと思うと、プラス200cc排気量アップでも倍以上の性能が出る4気筒大型バイクってすごいと思い知らされるスペックです。
ちなみにクイックシフターはオプション設定で標準ではないのが残念なところです。
テール出しマフラー
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ウイングレットとともに目を引くのがマフラーではないでしょうか。
これを見ているだけでご飯何杯かいける人も多いはずです。
![](https://koen-g.com/wp/wp-content/uploads/2020/11/IMG_0155-1-644x483.jpg)
最近では見なくなったリアシート下のマフラー1本出し。
本格的なレースモデルを思い起こさせます。
レースで勝つ!さらにデザインに惚れこんだらこれ一択!
by rr type
デザインはとてもかっこいいのですが、実用的かどうかと聞かれたら不向きだそうです。
rr typeさんのインプレ動画を見ると、とてもスパルタンな乗り心地とのことでした。
まず前傾姿勢の辛さがくるようで、さらにサスペンションのセッティングが硬いので、長時間乗るとその突き上げ感が腰にくるとのことです。
時速200kmでサーキットを駆け抜けるセッティング。
CBR650Rのようなツアラー系のスーパースポーツだと思うと後悔しそうです。
決して万人受けするバイクではありませんが、サーキットで走らなくてもデザインに惚れこんだのであれば買うべきでしょう。
みなさんのバイク選びの参考になれば幸いです。
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