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“変わらない”を磨いた進化。ホンダGB350/GB350S 2025年モデルが登場
ホンダのクラシックロードスター「GB350」シリーズが、2025年モデルとして新たに登場しました。注目は、これまでにはなかった2トーンカラーの採用や、メーターの質感・灯火類などの装備面でのブラッシュアップです。
2021年の登場以来、GB350は空冷単気筒ならではの鼓動感と、どこか懐かしさを感じさせる美しいシルエットで、幅広い世代に支持されてきました。今回のマイナーチェンジでは、各所の質感アップと所有感を高めつつ、「変わらないことの価値」を丁寧に磨き上げた内容となっています。
待望の2トーンカラーがGB350に初採用

2025年モデル最大のトピックは、スタンダードモデル「GB350」にシリーズ初となる2トーンカラー「パールホークスアイブルー」が加わったことです。
このカラーは、深みのあるブルーにシルバーが組み合わされた高級感ある仕上がりとなっており、これまでモダンなマットカラーでかっこよさを出していたGB350とまた違った華やかさを演出しています。大型モデル「HAWK 11」などでも採用されているカラーで、上質感とスポーティさを両立している点も注目です。
クラシカルホワイトとマットブラックも刷新
クラシカルホワイト

新色「クラシカルホワイト」は、真っ白ではなく、オフホワイトのようなわずかに温かみのある色が特徴です。ブラウンのシートとの相性も良く、GB350のクラシカルなデザインを一層引き立てます。
マットバリスティックブラックメタリック

定番人気のブラックも、「マットバリスティックブラックメタリック」としてアップデートされました。従来のマットパールモリオンブラックと比べてソリッド感が増しており、より現代的で洗練された印象となっています。
GB350にはスモークレンズのテールランプを新採用

https://www.honda.co.jp/GB350/equipment/
2025年モデルでは、GB350のテールランプにスモークレンズが採用されました。
ハーレーでこのカスタムする人多ですよね。
点灯していない時は赤くないのが特徴的。点灯時には従来通り赤く発光しますが、点灯していないときはテールライトやウインカーの存在感が目立たなくてスタイリッシュになります。
このようなディテールの進化により、「これが新型のGB350だ」とひと目で分かる存在感を持つようになりました。
GB350Sはスポーティなストライプデザインに進化

https://www.honda.co.jp/GB350/design/
スポーツモデルである「GB350S」には、燃料タンクに新たにストライプデザインが採用され、より躍動感のあるスタイルに進化しています。複雑なタンク造形に沿って配置されたストライプは、スポーツグレードらしさを視覚的に強調するポイントとなっています。
ヘビーグレーメタリック-U

ヘビーグレーメタリック-Uは、ブラックに近い重厚感を持つカラーで、引き締まった印象とストライプが融合し、堂々とした存在感を放ちます。
ベータシルバーメタリック

一方、ベータシルバーメタリックは金属感のある軽快な印象を持ち、ストリートでもツーリングでも映えるカラーです。どちらも赤の「S」ロゴがアクセントとして効果的に配置されています。
メーター周りの質感と視認性も向上

https://www.honda.co.jp/GB350/equipment/
GB350/GB350Sの2025年モデルでは、メーター周りにもアップデートが施されています。クローム仕上げのメーターベゼルが採用され、視覚的な高級感が増しただけでなく、文字盤のデザインも変更されて視認性も向上しています。
見た目だけでなく実用性にも配慮されたこの変更は、長距離ツーリングでも快適なライディング体験をサポートしてくれます。
不評のヘッドライトが進化!

https://www.honda.co.jp/GB350/equipment/
GB350/GB350Sともにヘッドライトの照射範囲が広げられ、夜間走行時の視認性がより向上。市街地やワインディングなど、さまざまなシーンでライダーの安心感を高めてくれるアップデートです。
従来モデルでは「やや暗い」と感じる声もありましたが、新型では光の広がり方が改善され、夜間走行時の視認性がアップしているようです。
ベーシックでクラシカルな丸型ヘッドライトは、ロービーム時に上部3つと下部中央のLED、さらに上下端のレンズが発光する独自の点灯パターンを持ち、先進的なデザイン性と、より広がった照射域とを両立させています。
価格と発売日は? カラーバリエーションと価格一覧
GB350/GB350Sの2025年モデルは、以下の価格で展開されます。カラーによって価格が異なる点にご注意ください。
モデル | カラー | 税込価格 |
---|---|---|
GB350 | パールホークスアイブルー(2トーン) | 671,000円 |
GB350 | マットバリスティックブラックメタリック | 649,000円 |
GB350 | クラシカルホワイト | 649,000円 |
GB350S | ベータシルバーメタリック | 693,000円 |
GB350S | ヘビーグレーメタリック-U(ストライプ) | 715,000円 |
発売日は2025年8月28日(木)となっており、全国のHonda Dream店で販売が開始される予定です。
まとめ|今、GB350を選ぶ意味
今回のモデルチェンジでGB350/GB350Sは、見た目・質感・所有感のすべてにおいて進化を遂げました。
電子制御や高出力化が主流の中にあって、空冷単気筒エンジンとクラシカルなスタイルを守り続けるGB350シリーズは、いわば「現代における贅沢な選択肢」と言える存在です。
どこか懐かしく、しかし確実に新しい。
GB350Cというもろクラシック系なタイプも出ていますが、よりモダンな要素を取り入れながらクラシックな雰囲気も纏っている特別なモデルです。
そんなGB350の世界観に共鳴したなら、細かい質感がアップした2025年モデルは間違いなく「買いのタイミング」と言えるでしょう。