新型CBR250RRが発表されました。今回は新型の2023年モデルは何が変わったのか、マイナーチェンジ前の2020年モデルと比較してその魅力を探っていきます!
目次
空力アップの全体デザイン変更
上は新型2023、下はマイナーチェンジ前の2020年モデルです。
ほぼ一緒ですが、2023年モデルではウイングレットがついた影響で、サイドカウルの形状が少し違います。
お顔を見ていきましょう。上は2023年モデルですが、比較してみると少し違うかもしれません。
角度が違うのでなんとも言えませんが、上の2020年モデルを見比べてみると、中心の鼻筋が2023年モデルは上までシュッと通っている感じがします。
新設ウイングレット?を見る
今回話題のウイングレットを見ていきましょう。
CBR600RRのように外に飛び出しているウイングではなく、CBR1000RR-Rのようなウイングレット内蔵式です。
下の写真が2020年モデルでマイナーチェンジ前です。
2020年モデルはフィンが入ったダクトという感じでした。エンジンの排熱的なところはあるかもしれませんが、特に何か効果を狙ったものではなく、デザイン上付いている感じもします。
一方、2023年モデルは特にフィンも無く、風が通り抜けることに特化している感じがします。
整流効果というよりかは排熱効率アップのような気もします。
フロントから覗き込んでみると、ウイングレットに入っていく空気はサイドカウルのわずかな隙間から入っていくのかもしれません。
内蔵式ウイングレットということで、CBR1000RR-Rのようにもっとあからさまな空気の通り道があると思いましたが、そんな感じのは無いようです。おそらく思ったよりも整流効果は薄いかと思います。そもそも200km/hぐらい出さないとあんまり効果は感じないでしょうが。
1馬力アップのエンジン性能
今回の目玉の一つが、エンジンの馬力が1馬力アップという性能向上面でしょう。
41馬力だったのが、42馬力にアップです。
カワサキZX-25Rのラムエア加圧時最大46馬力にじわじわと近づいていっています。
最高速度はZX25Rが上でも、街乗りはCBR250RRの方がトルクがあって乗りやすい説はありますね。
フロントサスがSFF-BPへ変更
CBR250RRは高性能250ccバイクであり、価格も高級路線でしたが、意外とフロントフォークは普通の倒立フォークでした。
実はグレード的には落ちるCB250RはSFF-BPという高性能サスペンションを装備していましたので、てっきりCBR250RRもそうかと思いましたが、2023年モデルになり、ようやくCBR250RRにも装備です。
トラクションコントロールとハザードスイッチ追加
このトラコンとハザードスイッチも意外と無かったのね、という追加点です。
もともとスロットルバイヤで電子制御でしたので、走行モード切り替えはできました。そこにトラコンも追加されたという感じです。より安全に走ることができます。
さらにハザードスイッチも追加され、嬉しいマイナーチェンジとなりました。
フロントブレーキはシングルディスクのまま
フロントブレーキは意外とシンプルな構成のままで変更はありませんでした。
シングルディスクに片押し2ポットキャリパーです。ZX25Rはモノブロックキャリパーですが、250ccのバイクを止めるのにはこのくらいで十分ということなのでしょう。
豪華にすると重量も増えていきますので、これが最適なのかもしれません。
タンデムさせる気のないタンデムシート
相変わらずの、シートはあるけどタンデムはできなそうな、というかさせたくない、座らせたくないシートです。
タンデムすると絶対傷いきますよね。せっかくのかっこいいダクト形状が傷だらけになりそうなので、多くの方は誰も乗せないと思います。
マフラーは変わらずぼってり
マフラーもこのカタチを継続です。なんだか分厚くて、ぼってりしていてあまり私は好みではありません。
嬉しいマイナーチェンジだが体感はハザードぐらい
デザインの若干の変更、ウイングレットの搭載、1馬力アップ、トラクションコントロール追加、ハザードスイッチの追加という変更があった今回の2023年モデルでのマイナーチェンジ。
でも実際に最も体感できる変化はハザードスイッチのみでしょう。さらに目に見えないところでトラコンは安心材料になるかもしれません。
今回のマイナーチェンジでは見えない「ロマン度」がアップした印象です。
個人的にはデザインに大幅な変更を加えて、CBR1000とか600に近いような鋭い眼になれば欲しくなったところですが、ちょっと個人的に今の眼が4つある顔はあまり好みではないので次回のモデルチェンジに期待です。
皆さんの参考になれば幸いです。
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