ボンネビルスピードマスターの2021年モデルが発表されました。結論、私の前モデルカラーの方がカッコイイ。変更点は主にエンジンをユーロ5に対応させ、シートを前まではオプションであった厚みのあるコンフォートシートにし、フロントフォークの直径を太くさせた事でしょう。
パッと見た感じのデザインはほぼ変更ありません。前モデルオーナーの私にとっては、嬉しいような残念なような、もどかしい気持ちになります。
目次
解説動画バージョン
僭越ながら2018年モデルのスピードマスターに乗りながら2021年モデルを語ってみました!よかったらご覧ください。
トライアンフの公式解説はこちら!
これぐらいの変化なら逆に私の2018年モデル ボンネビルスピードマスターの白黒カラーの価値が上がるのではないかと期待しております。
では、詳しく2021年モデル変更点を見ていきましょう。
変更点①カラーパターン3色
トライアンフの花形カラーリングである「コーチライン」という金色ラインの入っているモデルは上下2色の白黒モデルになりました。
このパターンだと、またがった時にタンクを見ると黒一色に見えますね。
他は「黒(ジェットブラック)」と「赤(レッドホッパー)」です。
赤の前モデルはクランベリーレッド?チェリーレッド?みたいな名前だったと思いましたが、今回はレッドホッパーということで色味が変わったようです。
写真では濃い赤な感じがします。
一方の2020年までのスピードマスターは2021年モデルに比べて手の込んだラインの入り方ですね。
ちょっとカラーはコストダウンをしたのかもしれません。バイクにまたがった時に、このラインを見るとちょっとした高揚感を味わえるので無くなったのは残念です。
変更点②エンジン(ユーロ5対応と1馬力アップ)
おそらく今回のモデルチェンジの最大の目的は排ガス規制「ユーロ5」への対応でしょう。
この排ガス規制に対応すべく、マイナーチェンジを行ったそうです。
ちなみにエンジンデザインの変更点は全くありませんでした。
改良したのであればなんか頑張って欲しいです。笑
改良点
- 軽量化
- 慣性力の低減
- レスポンスの向上
- 低排出ガス
- 燃費向上
その結果、
最大馬力は6,100回転で78馬力を発生します。(2020年モデルまでは77馬力)
最大トルクは4,000回転で106NMを発生します。(2020年までと同様)
結論!1馬力アップ!
そんなに変わりませんね。
レスポンスが向上したというのは朗報かもしれません。
2020年モデルまでのスピードマスターのエンジンは高トルク型のエンジンなのでレスポンスはもっさりしています。
わずかな差だと思うので体感はできないかもしれませんが。
変更点③フロントフォーク直径が41mmから47mmへアップ!
フロントフォークの直径が6mmも太く、たくましくなったようです。
そんな必要ですか?とツッコミを入れたくなりますが、バイクにおいては「太い」ことは「カッコいい」に繋がるので正常進化と言えるでしょう。
乗り味は果たして変わるのか楽しみです。変わらないと思いますが。
ちなみにフロントブレーキの変更はありません。
相変わらずのブレンボの2ピストンキャリパーです。
変更点④厚みのあるシート
シートが標準でいいやつになりました。以前はコンフォートシートと呼ばれたオプションシートが標準装備となりました。
厚みがあって、尾てい骨のあたりにクッションがあるやつですね。
このシート、オプションで5万円以上したと思いますから、タンデムシート込みで10万円弱お得かもしれません。
リヤシートは11mmも厚くなっています!
タンデムをされる方には朗報ではないでしょうか。
変更点⑤メーターのデザイン
メーターの12時の部分に「ボンネビル」と刻印が入りました。
2020年モデルまでは何もありませんでした。ただの円形です。
あったらカッコいいかもしれませんが、何も悔しくありません。
ちなみに液晶の表示は前モデルと変更無いようです。
2021年モデルでは革新的な変更は無い
今回の2021年モデルでは2020年モデルまでのオーナーを悔しがらせるほどのマイナーチェンジがありませんでした。
やはり根本的なデザイン(タンク形状やエンジンの形)の変更がなかったことが大きいと思います。
もうすでに完成されていてイジりようがなかったということでしょう。
もしやとは期待していましたが、「グリップヒーター」は相変わらずオプションのままのようです。
シートはフカフカになったのは良いと思いますが、2020年までのコーチラインと比べたら全然羨ましく無いですね。
皆さんの参考になれば幸いです。