⚠️記事内に広告を含みます

【現車確認】スクランブラー 1200Xの詳細・スペックチェック!

都会のジャングルから荒れた路地裏まで、どこへでもあなたを連れて行くスクランブラー

トライアンフ スクランブラー1200X 2024年モデルは、クラシックなスタイルと現代的な技術を融合させた、オンオフ問わず楽しめる冒険バイクです。

カラーバリエーションは、アッシュグレー、カーニバルレッド、サファイアブラックの3色展開。

価格はカラーにより異なり、ブラックが1,862,000円、レッドとグレーが1,901,600円です。

実車画像でその魅力を余すことなくお伝えします。

装備は、コーナリングABS、トラクションコントロール、マルゾッキ製フロントフォーク、ツインリアサスペンションなど、オンオフロード走行に必要な機能を備えています。

スペックは、水冷1200ccエンジン、820mmのシート高、15Lの燃料タンクなど、実用性も兼ね備えています。

スクランブラー1200Xで、あなたの冒険心を解き放ちましょう!

エンジンスペック

2024年型トライアンフ スクランブラー1200Xは、伝統的なバーチカルツインエンジンを搭載し、街乗りからオフロードまで幅広いシチュエーションで圧倒的なパフォーマンスを発揮します。

スペック
  • エンジン形式:水冷SOHC並列2気筒 8バルブ 270°クランク
  • 排気量:1,200cc
  • 最高出力:90馬力(7,000回転)
  • 最大トルク:110N・m(4,250回転)
  • 圧縮比:11:1
  • アシストクラッチ付き

270度クランクを採用したエンジンは、独特の鼓動感を生み出し、ライダーにダイレクトなフィーリングを提供します。低回転域から力強いトルクを発揮するため、街乗りでの扱いやすさも抜群です。

さらに、2024年型ではさらにエンジンチューニングを見直し、2023年までのモデルより、250回転下で最大トルクと最高出力を発生。より低回転でパワー、トルクを発生するチューニングを施すことで、よりオンオフの走行シーンにかかわらずバランスの取れた安心感のある走行も楽しめます。

電子制御スロットルやトラクションコントロールなど、最新技術も搭載しており、ライダーのスキルや状況に合わせて最適なエンジン特性を選択できます。

走行モードは、「スポーツ」、「ロード」、「レイン」、「オフロード」、「ライダー」から選択でき、さらにABSはワンランク上のコーナリングABSを搭載しています。

Continental社と共同開発したハイスペックな慣性計測ユニット(IMU)を搭載し、コーナリングの際のABSとTCの最適化を可能としました。このIMUによってロール、ピッチ、ヨー、加速度を測定してリーンアングルを計算し、最適な設定を自動で選択してくれます。

2023年モデルの1200XCというグレードが下のモデルでは、このコーナリングABSは搭載していませんでしたので、こちらはグレードアップということになります。

2024年型スクランブラー1200Xは、パワフルで扱いやすいエンジンと最新技術の融合により、あらゆる冒険をサポートしてくれる一台です。

車体のフレームは伝統的なダブルクレードルフレームです。パイプはスチール製ですので、車両重量は重くなっています。

さらにエンジン下部には小石等からエンジンを守ってくれるスキッドプレートも標準で装備します。

ブラックなのがかっこいいですね。

ヘッドライト

ヘッドライトはLED1灯タイプでクラシカルのある雰囲気を醸し出しています。

この車両にはオプションのヘッドライトガードが装着されています。

名称はヘッドライトグリル。価格は17,600円です。

センターのロゴマークの形がおしゃれ感アップ。

フロントブレーキ・サスペンション周り

フロントサスペンションは倒立フォーク。45mmφのマルゾッキ製。インナーチューブの前にガードがあるのがオフロードモデルっぽいです。

1200Xの場合はフロントサスペンションの調整機構は持ちませんが、170mmのホイールトラベル量を誇ります。

フロントブレーキは310mmのダブルディスク。こちら1200xはブレンボではなく、ニッシンの片押し2ポットキャリパーです。

扱いやすさを追求もしているかと思いますが、ここはちょっとコストダウンを図っていますね。

ホイールサイズは21インチ。

アルミ製のリムを採用し、今時のチューブレスタイヤを採用しています。タイヤのパターンもブロックっぽいですね。

メーターは廉価版液晶メーター

メーターはTFTカラー液晶メーターですが、トライデントとか、タイガースポーツとか、低価格帯のモデルについているタイプの液晶メーターです。

2023年モデルまでのスクランブラー1200シリーズはフルカラー液晶でしたが、こちらでコストダウンを図っています。

上位の1200XEになるとフル液晶メーターになります。

ハンドル周り

こちらは右手側です。ボタンはキルスイッチとスタータースイッチの一体型スイッチとハザードの2つだけです。

スロットルバイワイヤですので、電子制御ブロックとスイッチのブロックが分かれています。これはダサいので何とかしてほしいところです。

ブレーキマスターはなんとラジアルマウント!フロントブレーキはニッシンの片押し2ポッドでしたが、ブレンボのラジアルマウントキャリパーとセットで取り付けできそうな高性能なブレーキマスターが装備されています。

これはブレーキを交換することを念頭に置いている装備かも知れませんね。

左手側は、液晶モニターを操作するための十字キーと決定ボタン、そしてホーンとモード切り替えボタンがありました。

高額モデルですが、クルーズコントロールはないようですね。

この車両はETCが付いていますが、もちろん別売りです。

これを見ると、さらにクルコンも、グリップヒーターもついてるタイガー900はお買い得だと分かります。

オフロードモデルですが、ハンドガードは別売りです。上位のXEは標準装備です。

また、2023年モデルまでは下位グレード1200XCでもスイッチボックスのバックライトがありましたので、1200X 2024年モデルのスイッチ類はグレードダウンしています。

タンクは16リットルから15リットルへ

残念なお知らせがあるとすると、それはタンク容量が減ったことでしょう。

2023年モデルまでのスクランブラー1200シリーズは16リットルでしたが1リットル減少して15リットルとなりました。

デザインをさらにすっきりとさせたのでしょうが、容量は1リットルでも多い方が良いです。

アップマフラー

特徴的なアップマフラーです。

デザインは変更ないでしょう。2023年モデルと比較して、エンジン側の熱対策は何かしら改良がなされているようです。

アップマフラーは、オフロード走行での破損リスク軽減やメンテナンス性の向上などのメリットもありますが、発熱はすごいと思います。

私はボンネビルスピードマスターという1200ccエンジンモデルに5年乗っていましたが、足元にあっても夏は結構熱かったです。

シート高は820mm

シート高は820mmです。

2023年モデルのスクランブラー1200シリーズは低い方の1200XCでも840mmありましたので、20mm低くなりました。

私はタイガー900GTに乗っていますが、それと同じ820mm。

身長168cmだと、厚底ブーツで親指の付け根が着かないくらいです。意外と何とか乗れますが、不安な人は不安かと思います。

このスクランブラーには25mmローダウンできるローシートが用意されます。

これで795mmとなり、身長160cm台の人でも何とか乗れるバイクになるでしょう。

価格は53,812円です。トライアンフのシートとしては普通の価格です。ブラックとブラウンの2色から選択出来ます。

後ろだけでサイドには伸びていませんが、グラブバーも標準装備ですので荷物もくくりつけられます。

サイドのグラブバーとリヤキャリアがほしい場合はさらにオプションが用意されています。

6万円もしますが、サイドパニアを揃えるよりは意外とお得かも知れません。

リアサスペンション・ブレーキ

リアのスイングアームはアルミ製で軽量。ボンネビルシリーズらしく、チェーンは自転車と同じく右側に付いています。

リアサスペンションはツインショック。マルゾッキ製で、ホイールトラベル量は170mm。プリロード調整機構付きです。

リアブレーキは255mm径のディスクで、ニッシン製の片押し1ポッドキャリパーが付いてます。トライアンフお得意の構成ですね。

オプションのサイドバッグがおしゃれ

展示車にはオプションのサイドバッグが取り付けられていました。

このサイドパニやケースは小ぶりながら価格は56,463円します。

また、取り付けには専用のガードを取り付ける必要がありますので、

こちらのパニアガードも必須です。価格は76,780円と高価ですね。

サイドバッグを取り付けると14万円はかかります。片方だけですのでこれはきついです!

スクランブラー1200Xは個性と性能を追求した一台

2024年型トライアンフ スクランブラー1200Xは、伝統的なスクランブラーのデザインに現代的な技術を融合させた、個性と性能を追求したモデルです。

スクランブラー1200Xは、低回転域から力強いトルクを発揮する1200ccエンジンと、扱いやすい車体を搭載し、街乗りからツーリングまで、様々なシチュエーションで快適な走行を楽しめます。

空冷フィンもデザインされたクラシカルなエンジンに加えて、スクランブラーらしいスタイリッシュなアップマフラーは軽量化と排気効率向上に貢献するだけでなく、スクランブラー1200Xの個性的なスタイルを強調しています。

クラシックな見た目ですが、安心感を高める電子制御も抜かりなく、スクランブラー1200Xは、コーナリングABSやトラクションコントロールなど、最新の電子制御システムを搭載し、これらのシステムは、ライダーの安全性を高め、様々な路面状況での安定した走行を実現します。

スクランブラー1200Xは、伝統的なスクランブラーの魅力と現代的な技術を融合させた、唯一無二のモデルですので、旧車的なかっこよさと最新技術の入った安全性を兼ね備えたモデルをお探しの方にはピッタリなモデルかと思います。

皆様の参考になれば幸いです。