2020年11月の三連休にカワサキプラザ等々力さんで特別展示された「メグロK3」の実車。目黒製作所からカワサキ「Wシリーズ」となり姿を消した「メグロ」ブランドの復活です。ベースは明らかにW800。キラキラした銀鏡塗装タンクとクラシックなシートが特徴的です。あとサイドカバーの「メグロ」の文字。W800との違いはあるのか。今回は車体の詳細写真で詳しく見ていきましょう。
目次
発売日は?
2021年の2月1日。
価格は?
1,276,000円(税込)
デザイン
往年のメグロデザイン。モデルになったのはトライアンフやロイヤルエンフィールドのような英国車のデザインです。
トライアンフが源流とも言われています。バーチカルツインエンジンにタンク、シートの形状はまさに「ボンネビル」と言えます。
正面はこんな感じ。旧車感はありますが、ヘッドライトはLEDです。
後ろから見るとボンネビルのような外車の迫力はなく、何か日本車らしい親しみのある雰囲気を醸し出しています。
サイドカバーには赤字で「メグロ」がプリントされていますが、シートの後部には「KAWASAKI」の文字が!さりげない主張をしています。
足回り
フロントフォークはは41mmインナーチューブを採用したテレスコピックタイプのフロントフォークを採用。
ブレーキは「TOKICO」製片押しの2ポッドキャリパー、シングルディスクブレーキを採用。
非常にスタンダードな仕様です。
リアサスペンションはツインショック。
スプリングプリロード調整機構を持っています。
銀鏡塗装タンクとエンブレム
今回の「メグロK3」の目玉といえばタンクの塗装とエンブレムです。
銀鏡塗装というキラキラに輝く特殊な塗装を施してあります。
カワサキが誇るキラキラなフラッグシップである「Ninja H2」と同じ塗装です。
またエンブレムは、その昔オリジナルで使っていた技法である七宝塗装は再現が難しいため、アルミ立体成型による手法で職人が一つ一つ丁寧に手作業で塗装しています。
エンジンスペック
- 空冷4ストロークSOHC 4バルブ773cm³バーチカルツイン
- 最大馬力 52馬力を6,500回転で発生
- 最大トルク 62N・mを4,800回転で発生
- 燃費 WMTCモード 21.1㎞/L
W800シリーズとの最大の違いは、ベベルギアカバーが赤く塗装されている点です。赤い丸が見えたらメグロK3ですね。
エンジンスペックは他のW800シリーズと違いはありません。
W800のカラーバリエーションです
W800シリーズとの違いは、正直なところ、スペック上見違えるほどの違いはありません。
歴史を、ストーリーを買う感じでしょうか。
銀鏡塗装はキラキラしていて乗っていると綺麗に空を映してくれるでしょう。
非常に美しいバイクでした。
しかし、メグロのエンブレムは存在感がありすぎて好みが分かれそうです。
クラシカルな外観ですが、LEDライト、グリップヒーター、ETCが標準で装備されているので追加オプションが少なくてすみそうなコスパの良いバイクではあります。
さらに貴重な空冷エンジン。あのサウンドが体に響きます。
トコトコと田舎道をひたすら走りたくなる貴重なバイクでした。
皆さんのバイク選びの参考になれば幸いです。
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