トライアンフより、ストリートファイターの3気筒モデル「ストリートトリプルRS」のエントリーモデルとして「ストリートトリプルS」2020年モデルが発売。
発売日は5月9日。
価格は税込999,000円
100万円を切ってきた。
エンジンは660cc水冷並列3気筒DOHC12バルブ
重量は乾燥重量168kgで装備重量は188kg
大型排気量なのに劇軽である。カーボン素材多使用のレースモデルのよう。
トライアンフの「エントリーモデル」といえば、「ストリートツイン」を思い浮かべる方も多いだろう。
ストリートツインは価格が1,070,000円で、重量が198kg(乾燥重量)なので、より安価で、軽く、中型バイクのようにより日常使いできそうなモデルだ。
目次
目(ライト)がカッコイイ
2020年モデルの目玉といえば、デザインの変更である。
特にヘッドライト。もちろんLEDライトだ。
バイクはデザインが99%だと私は信じている。この目つきなら買っても良いと思う。
前回の強くも優しい目から、鋭い攻撃的な目に変わってかっこよさが増した。
メーターは従来型(TFT液晶ではない)
メーターは一世代前のアナログとデジタル表示の融合型である。
ストリートトリプルRSはフルカラーTFT液晶で近未来感がバリバリなのだが、ストリートトリプルSはコスト削減のためか、進化はしなかった。
でも液晶ディスプレイ価格が爆下がりしているこのご時世、アナログのメーターの方が逆にコストかかってるんじゃないかとは思う。
タコメーターがアナログの針で、スピードメーターはデジタル表記だ。
メーターをみると1万2千回転まで回せることが分かる。
ちなみに最高出力は11,250回転で95.2馬力。
最大トルクは9,250回転で66Nmを発生する。
妥協ない足回り
フロント
ダブルフローティングディスク、Nissin製2ピストンスライディングキャリパー、切替式ABS。
サスペンションはShowa製41mm径倒立フォーク。
リア
シングルディスク、Brembo製シングルピストンキャリパー、切替式ABS
サスペンションはShowa製ピギーバッグリザーバータイプモノショック(プリロード調整可能)
ブレーキが実に面白い。
だいたい「フロントはブレンボ製」で、「リアがニッシン製」ということがよくある。
私の「ボンネビル スピードマスター」もそのパターンだ。なので、フロントと比べるとリアの効き具合がいまいちな現象が起きる。
フロントはダブルディスクなので制動力はバッチリ。さらにリアをブレンボ製にして、効きのバランスを保った感じか。乗って試してみたい。
サスペンションも抜かりがない。フロントは倒立フォーク。
リアはプリロード調整機構付きで、スポーティーでより乗りやすい仕様になっている。
リッターオーバーのスポーツバイクと比べても遜色ない。
ライディングモードは2種類
ライディングモードは「ROAD」と「RAIN」の二種類。
私のスピードマスターと同じだ。モードを切り替えたことはあるのだが、この二種類のモードの違いが未だに分からない。
変えてもあんまり分からないのでいつも「ROAD」にするパターンであろう。
カラーパターンはホワイト一色のみ
ストリートトリプルの上位モデルカラーは「マットなシルバーやブラック」のラインナップがあるが「S」は「ホワイト」のみ。
マットブラックが私は好みだが、ホワイトも清潔感があって良い。
実物の質感を見てみたい。
100万円を切ってこの充実装備。かなりお買い得である。
かっこよくて、手軽で、でも日本車ではない、外国車のストーリーが欲しい。
そんなあなた、というか私にぴったりなバイクかもしれない。
みなさんの参考になれば幸いである。