カワサキは、2024年モデルのZX-6Rを北米で発表しました。日本での発表はまだですが、今後発表されるでしょう。
ZX-6Rは、カワサキのミドルクラスのスーパースポーツバイクで、多くのファンに愛され続けているモデルです。2024年モデルでは、エンジンがEURO5の排ガス規制に適合し、外観デザインがZX-10Rのように、よりスタイリッシュに新設計されています。
外観は大きく変わりましたが、内容はあまり大きなバージョンアップがありませんでしたので、フルモデルチェンジまではいかないかもしれません。
エンジンの排気量は変わらず636ccの直列4気筒DOHCエンジンを搭載しています。600ccクラスですが、599ccでないのがポイントです。
2024年モデルのエンジンは、最新の排ガス規制に適合するため、最大出力とトルクが減少、さらに燃費も悪化させています。
カラーはKRTエディションの他にブラックとホワイトが海外で発表されています。
サスペンションやフレームは、従来の2023年モデルまでのSHOWA製SFF-BP倒立、アルミ製ペリメターフレームが流用されているようで、内部の目新しい進化はないようです。
ブレーキは、ニッシン製のラジアルマウントキャリパーと310mmのディスクブレーキをフロントに、220mmのディスクブレーキをリアに装備しています。このブレーキは、強力な制動力を発揮し、安全な走行をサポートします。
ZX-6Rは、優れたパフォーマンスとハンドリングを備えた、ミドルクラスのスーパースポーツバイクです。中級者から上級者まで、幅広いライダーにおすすめのモデルです。
>>【現車確認】ニンジャZX-6Rの詳細スペック・足つきチェック
目次
2024年モデルのZX-6Rの特徴
- 排気量636cc
- 最大馬力 124馬力を13,000回転で発生
- 最大トルク 69N.mを10,800回転で発生
- 車重:198kg
- タンク容量:17リットル
- シート高:830mm
エンジンスペックは低下し、車重は1kg増
排気量636ccの直列4気筒DOHCエンジンを搭載。
126馬力→124馬力にダウン、最大トルク70N・m→69N・mへダウン。
EURO5の排ガス規制に対応するべく改良されましたが、出力はダウンしています。代わりに最高出力を発生する回転数は13500回転→13000回転へ、最大トルクも11000回転→10800回転へと、より低回転寄りに振られています。
排ガス規制に対応してもさほどスペックは落ちないモデルが多い中、2馬力ダウンはなかなかなものです。
また、車重も1kg増で197kg→198kgへと変更になっています。触媒系が増えたのでしょうか。
フレームはそのまま、エンジンやエキパイが変更に
これまでと同じアルミ製ペリメターフレームを採用。軽量で剛性に優れており、コーナリング時のハンドリングを向上させています。
排ガス規制に対応するために、お腹に抱えている膨張室が大きくなったようです。
サスペンション
フロントサスペンションは変わらずの高性能SHOWA製SFF-BP倒立フォーク。
ブレーキ
ニッシン製のモノブロックキャリパーと310mmのディスクブレーキをフロントに、220mmのディスクブレーキをリアに装備。強力な制動力を発揮し、安全な走行をサポートします。
フロントディスクローターはギザギザのウェーブのものから真円のものに変更となりました。
新型のフロントフェアリングと新型のプロジェクターLEDヘッドライト
この顔が最も大きな変更点でしょう。
内臓型のウイングレットのような形状をしています。ZX10Rのようですね。
また、ヘッドライト変更があり、ヘッドライトはプロジェクターとリフレクターを採用しています。
丸い目がよく見えるヘッドライトになりました。
アナログメーターからTFT液晶ディスプレイへ変更
アナログメーターからデジタルカラー液晶メーターになったことも大きな変更点です。
こちらは新型のZX25RやZX4Rなどでも見られるものが装着されています。
サイレンサーデザインが変更
カラーがシルバーからブラックへ変更となりました。
さらにサイレンサーに3本線が入りました。
CBR600RR
- 排気量:599cc
- 最大馬力:121馬力を14,000回転で発生
- 最大トルク:65N.mを11,500回転で発生
- 燃費:WMTCモード 17.3km/L
- 車重:194kg
- タンク容量:18リットル
- シート高:820mm
>>【現車確認!】新型「CBR600RR」のウイングレットが鋭すぎてかっこいい!レースに特化したポジション・足つき・スペック!マフラー中央出し!【2020年モデル】
YZF R6
- 排気量599cc
- 最大馬力 118.4馬力を14,500回転で発生
- 最大トルク 61.7N.mを10,500回転で発生
- 燃費 WMTCモード 17.3km/L
- 車重:190kg
- タンク容量:17リットル
- シート高:850mm
>>【2020年でR6絶版か⁉︎】YAMAHA YZF-R6 2020年カラーのマットブラックが超絶かっこいい!
CBR650R
- 排気量 648cc
- 最大馬力 95馬力 12,000回転で発生
- 最大トルク 64N.m 8,500回転で発生
- 燃費 WMTCモード 21.3km/L
- 車重:208kg
- タンク容量:15リットル
- シート高:810mm
排気量が600ccを超えているので、スペック的に近くなりそうですが、ZX6Rの方が120馬力を超える大きなパワーを持っていることがわかります。
こちらはだいぶ乗りやすく、優しく作ってありますね。
実はZX6RはCBR650Rの顔に似ていないか説があります。
この顔、ZX6Rに似ていませんか。
ヘッドライトの下に空気の取り込み口のようなものがあると、違うようで何か系統が似ているような気がしてきます。
ウイング内蔵式のようなデザインになるとみんな似てきてしますのでしょうね。
>>【現車確認!】「CBR650R」は親しみやすい4気筒スーパースポーツバイクだった!【2020年モデル】
↓ZX6R実車写真はこちら
>>【現車確認】ニンジャZX-6Rの詳細スペック・足つきチェック
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