ギャラクシーM23はお手頃価格ですが、トリプルカメラで十分すぎるほどカメラ性能は高いです。
昔の感覚だと、画角はレンズを交換して変えるものな感じがしますが、現代では複数のセンサーを持ち、カメラごと変えて画角を変えていきます。
今回は目玉の超広角カメラとメインカメラとの違いやポートレートモード、さらには望遠時の画質を見ていきましょう。
- 超広角カメラ 8メガピクセル F2.2
- メインカメラ 50メガピクセル F1.8
- マクロカメラ 2メガピクセル F2.4
目次
メインカメラと超広角カメラの画角の違い
こちらメインカメラの画角となります。
角度は80度。
使用した感じは人の目よりは望遠感があります。レンズの焦点距離だと28mmとかでしょうか。
こちらが同じ立ち位置で、超広角カメラにて撮影した画像になります。
角度は123度。
人の視界とほぼ同じぐらいの広い画角です。
一気に視野が広がった感じがしました。何歩も後ろに下がる感じです。
もう一枚見ていきましょう。
こちらハリーポッターのフクロウです。メインカメラで撮影するとこんな感じです。
同じ位置で超広角カメラに切り替えるとこんなに広い視野角で撮影できます。
見た感じはだいぶ広角感が出て若干不自然ではありますが、それが広さの迫力となって表現できています。
ポートレートモード
ギャラクシーM23には、背景をぼかすエフェクトをかけることで人物を強調する「ポートレートモード」が搭載されています。
カメラはメインカメラを使用しているようです。
こちらはメインカメラを選択しただけで撮影した写真です。
ガラスケース内の衣装を撮影しました。
ガラスケースに光が反射していますのであまり良い写真ではありません。
こちらは「ポートレートモード」で撮影した写真となります。
まったく雰囲気が違うことがお分かりになるでしょうか。
望遠レンズのように背景をぼかすというということを画像処理的に行っています。
背景はトロトロに溶けていますね。
さらに面白いのがガラスケースの反射が軽減されている点です。
自動的に露出を落としてコントラストを上げ気味にしているからとも言えますが、望遠レンズの特性をうまく電子的に再現できているなと感じました。
これは人を撮影することが面白くなるカメラです。
望遠性能を試す
ギャラクシーM23は超広角カメラを別に搭載しているので広角には強いですが、望遠カメラを搭載していないため、遠くのものを撮影するのは不得意のはずです。
望遠機能を試すため、ズーム機能を使用してその画質を見ていきます。
こちらは超広角カメラの写真ですので画質低下はありません。
階段の大きさ、広さが際立って表現できています。
こちらもメインカメラの標準画角ですので解像感の低下はありません。
2倍にズームしてみました。ちょっとボヤッとしていますかね。
4倍はもうダメです。写真中央を拡大して切り取っているのがバレてしまうほどの解像感の低下です。
10倍はデジカメ創成期の画質ですね。写真としては見れないですが、何が写っているかはわかる程度です。
こんな感じでギャラクシーM23は望遠カメラを別途持たないため、ズームは全部デジタルズームで解像感の低下が顕著に見られます。
ちなみに50メガピクセルの最大画質モードの時にはデジタルズームの設定ができません。
ズームをしたい場合は高画質で撮影して、あとで写真編集として切り取るのが良いかもしれません。
皆さんの参考になれば幸いです。