インドでスズキ Vストローム250 SXが発表されました。日本発売は8月24日です。待ちに待った日本発売ですが、シート高835mmで足付きは悪いです。
価格は569,800円。
Vストローム250の価格が646,800円ですので、かなりお買い得なのではないでしょうか。
よく見るとジクサー250の250ccの油冷エンジンを積んだアドベンチャーモデルであることが分かります。
現行モデルとしては、Vストローム250という2気筒エンジンのモデルがありますが、日本では併売されることとなりました。今後SXシリーズがどのような展開になるのが気になるところです。
価格もジクサーとVストロームの中間な感じです。
今回はVストローム SXのスペックと発売済みのインドでの様子を動画で見てみましょう。
目次
ジクサー250とエンジンスペックは全く同じ
エンジンスペックを見ていきましょう。
おなじみ油冷単気筒249ccエンジンです。
- 最高出力 26PS(9300回転)
- 最大トルク 22N・ m(7300回転)
驚いたことに日本でも発売しているジクサー250のエンジンスペックと全く同じです。
普通はその車体のキャラクターに合わせてチューニングするものですが、さすがスズキ!
特に低速トルク寄りにするとかしていません。
オイルクーラーにファンもついているので、渋滞でも安心です。
Vストローム250のエンジンスペック
- 最高出力 24PS(8,000回転)
- 最大トルク 22N・m (6,500回転)
水冷並列2気筒エンジンですので特性が違いますが、より低速トルク寄りの設計になっています。
最大トルクは同じですが、最高出力は2馬力SXの方が大きいです!
Vストローム250との車重・全長の差
Vストローム250 191kg 全長2150mm 2023年モデル
Vストローム 250 SX 164kg 全長2180mm
25kgもSXの方が軽いです。
全長は30mmSXの方が大きいです。
シート高はかなり高め
シート高は835mmとアドベンチャーモデルとしては普通なのですが、日本人にとては高いです。
片足だけなら着くとは思いますが、、、
Vストローム250は800mmと標準的な数値となっています。
Vストローム250は、250ccの排気量やアドベンチャーとしてのカテゴリーの中で、「かなり重い」と言われてきましたので、SXは22kgも軽く、その分扱いやすさはありますね。
USB電源標準装備
Vストローム250SXで驚きなのはUSB電源が標準な点です。Vストローム250のようにシガーソケットではなく、USBなのが良いです。
イグニッションオンでブルーに点灯するおしゃれ仕様のようです。
ヘッドライトはLED
ヘッドライトはおそらくジクサー250と同じものかもしれませんが、LEDです。
Vストローム250はLEDではないので良いですね!
防風性能の高いウインドシールドとナックルガードが標準装備。
クチバシもカクカクっとして高性能感があります。
正立フォーク・ブレーキはBYBRE
フロントは19インチキャストホイール。タイヤは100/90-19M/C 57S。
フロントフォークは正立タイプを採用し、ストローク量は120mmでよく動きます。
リヤは17インチホイールで、タイヤは140/70-17M/C66S。
リヤサスペンションは、7段階のプリロード調整が可能です。
インドインプレ動画
Vストローム250とは別ジャンル
Vストローム250はオフロードバイクというよりも、アドベンチャー・ツアラー的な要素が強いバイクとして認知されています。
17リットルという大きいタンク容量で、800mmという低いシート高、そしてオンロードタイヤ。並列二気筒エンジン。多少重さがあると言われていますが、快適なロングツーリングのために開発されたちょうど良いモデルです。
一方でSXの方は、12リットルという少ないタンク容量ですが、835mmという高いシート高、フロント19インチのオフロード感のあるホイール。そして、単気筒エンジンで軽量な164kg。
SXのスペックが、セローやCRFなどのオフロードバイクと似通っているように、より軽快でオフも行けてしまう走破性の良いモデルに仕上がっています。
単純にVストローム250の後継機ではなく、Vストローム250を残しつつ、別ジャンルに振ったオフロードモデルとして登場しました。
シート高が高いことだけが気がかりですが、Vストローム250が欲しかった私としては、より軽快に乗れて、ロングツーリングもいけそうなSXが気になって仕方がありません。
皆さんの参考になれば幸いです。
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