トライアンフのミドルクラスネイキッドスポーツ、トライデント660が大幅なアップデートを受け、2025年モデルとして登場します。今回のマイナーチェンジでは、コーナリングABSなどライディングに特化したテクノロジーの搭載やサスペンションの強化、そして新たなカラーバリエーションの採用など、多岐にわたる改良が施されています。
なんと言っても価格を変えずに、電子制御と足回りのパーツをグレードアップさせているのがすごいの一言!
目次
価格と発売時期
新型トライデント660の価格は、ジェットブラックが995,000円。
その他のカラーが1,008,000円(いずれも税込)となっています。
発売時期は2024年の冬以降を予定しています。
トライアンフ入門機として、価格を100万円以下で維持してくれているトライアンフの優しさが見えます。もちろん納車するには諸経費でプラス15万くらいかかるかもしれませんが。
エンジン
トライデント660の最大の魅力である並列3気筒エンジンは、今回のモデルでもその特徴的なキャラクターを維持しています。低速トルクから高回転域まで、滑らかで力強い加速を提供し、ライディングをよりエキサイティングなものにしてくれます。
トライアンフ トライデント660のエンジンは、その魅力の核となる部分です。並列3気筒という個性的なエンジンレイアウトを採用し、低回転域から高回転域まで、滑らかで力強い加速を提供します。
スペック的にはマイチェン前と変更ありません。
エンジンの特徴
- 並列3気筒エンジン: トライアンフらしい特徴的なエンジンサウンドと、幅広い回転域で豊かなトルクを提供します。
- 低速トルクの向上: 市街地走行やワインディングロードでの扱いやすさを向上させるため、低速トルクが強化されています。
- スムーズなパワーデリバリー:ピークトルクの90%以上を3,600rpmから9,750rpmの回転域で発揮、スムーズで扱いやすいパワー特性を実現しています。
- 高回転域のパワー: 高回転域まで力強く伸びるエンジン特性は、スポーティなライディングを楽しむことができます。
エンジンスペック
型式 | 水冷並列3気筒DOHC 12バルブ |
排気量 | 660 cc |
ボア×ストローク | 74.0 mm×51.1 mm |
圧縮比 | 11.95:1 |
最高出力 | 81 PS (60 kW) @ 10,250 rpm |
最大トルク | 64 Nm @ 6,250 rpm |
エンジンの魅力を深掘り
- 低中速域の扱いやすさ: 低速トルクの向上により、街中での発進加速や、ワインディングロードでのスムーズなコーナーリングをサポートします。
- 高回転域の爽快感: 高回転域まで力強く伸びるエンジン特性は、高速道路での巡航や、スポーツライディングでの爽快感を味わえます。
- 3気筒特有のエンジンサウンド: 並列3気筒エンジンならではの、独特で心地よいサウンドが、ライディングをさらに楽しくします。
他のエンジンとの比較
トライアンフ トライデント660のエンジンは、同クラスの他のバイクと比較しても、そのスムーズなパワーデリバリーと、幅広い回転域での扱いやすさが特徴です。特に、低中速域でのトルクの厚さは、ライディングをより快適にする上で大きなメリットとなります。
まとめ
トライアンフ トライデント660のエンジンは、その滑らかなパワーデリバリーと、幅広い回転域での扱いやすさが魅力です。街中での普段使いから、ワインディングロードでのスポーツライディングまで、幅広いシーンでその性能を発揮します。
シャシー・豪華な足回り
サスペンションの進化: ショーワ製のSFF-BPフォークとリアサスペンションの採用により、乗り心地とハンドリングが大幅に向上しました。
運動性能の向上: ニッシン製のブレーキシステムとミシュランRoad 5タイヤの組み合わせにより、高い制動力を実現しています。
軽量化: 鍛造アルミニウム製パーツの採用などにより、車体全体の軽量化が図られています。
残念ながら、リアブレーキはニッシンからトライアンフロゴのメーカーなしのものに変わりました。
これはマイナーチェンジしたタイガー900も同様ですので、最近のトライアンフの傾向ですね。
電子制御システムの強化
コーナリングABSとトラクションコントロール: 6軸IMUによる高度な制御により、コーナーでの安定性を向上させ、ライダーの安心感を高めます。
このクラスでコーナリングABSが入っているのもそう多くありませんね。
トライアンフシフトアシスト: クラッチ操作なしでスムーズなシフトチェンジが可能になり、疲労を軽減します。
クルーズコントロール: 長距離走行時の快適性を向上させます。
100万円前後でクルコン標準のバイクはかなり少ないですね。かなり貴重、お買い得車両かと思います。
フルカラーTFTディスプレイ: 豊富な情報を表示し、スマートフォンとの接続も可能です。
ライディングモード: ロード、レイン、スポーツの3つのモードが用意されており、路面状況やライダーの好みに合わせて走行モードを選択できます。
マイチェン前はロードとレインしかありませんでしたが、「スポーツ」が追加されました。
デザインそのまま・カラー変更
新型トライデント660は、既存のレトロモダンなスタイルを継承しつつ、新たなカラーバリエーションとグラフィックを採用することで、よりスポーティな印象に仕上がっています。特に、コスミックイエロー、コバルトブルー、ディアブロレッドといった鮮やかな新色が目を引きます。
ブラック以外のカラーは2本のストライプがタンクからサイドカバーに伸び、スポーティーでかっこいいですね!
ブラックの価格はマイチェン前と同様で995,000円と抑えてくれました。
ただし、マイチェン前は全カラー共通価格でしたが、2025年モデルは価格はカラーによって異なり、ジェットブラックのみ995,000円、その他のカラーは1,008,000円となります。
まとめ
今回のマイナーチェンジにより、トライアンフ トライデント660は、より洗練され、高性能なモデルへと進化しました。ライディングに特化したテクノロジーの搭載やサスペンションの強化により、スポーツライディングを楽しむライダーはもちろん、普段使いとしても十分に満足できる一台と言えるでしょう。
主な変更点
- フロントをSFF-BPとし、サスペンションの強化
- コーナリングABSとトラクションコントロールの搭載
- トライアンフシフトアシストを標準装備
- クルーズコントロールの標準装備
- フルカラーTFTディスプレイの採用
- ライディングモード「スポーツ」の追加
- 新たなカラーバリエーションの採用
一方でコスト削減したのは、リヤブレーキをニッシンから無名のオリジナルにしたところでしょうか。
新型トライアンフ トライデント660は、このクラス、この価格帯のバイクでは考えられないほど充実した装備を標準装備したことで、ミドルクラスネイキッドスポーツの新たな基準となる存在となるでしょう。
皆さんの参考になれば幸いです。
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