XL750 トランザルプ(XL750 TRANSALP)をモーターサイクルショーで見てきました。
このサイズ感ながら価格は1,265,000円とまずまずの設定です。
アフリカツインに続くホンダのアドベンチャーモデルとして期待されていますが、シート高はまさかの850mmとかなり高めです。
今回はパニヤケースやエンジンガード等のオプションてんこ盛りの展示車の詳細な写真と、各オプション価格をお知らせ。その細かいオプション設定と高額さ加減に驚きます。
最後に身長168cmの標準体型が跨ってきましたので、その足つき具合をお届けします。
目次
サイズ感
デザインは細身なので、サイズ感は大きすぎず小さすぎずかと思いきや全長が2300mmを超えてきます。
全長:2,325mm
全幅:840mm
全高:1,450mm
車重:208kg
都心の駐輪場だと、2300mmを超えると月極契約できない駐輪場も多いので注意が必要です。
車重は208kgと大型バイクにしては軽量ですね。
エンジンスペック
エンジン形式は水冷4ストロークOHC(ユニカム)4バルブ直列2気筒です。
排気量は754cc。ナナハンです。
最大出力:91馬力(9,500回転)
最大トルク:75N・m(7,250回転)
大型バイクですから、パワー、トルク共には十分あります。
タンク容量・コックピット周り・ライディングモード
最近の大型アドベンチャーバイクらしい、大型カラー液晶モニターをはじめとするハイテク感のあるコックピットです。
タンク容量は16リットルと、アドベンチャーモデルとしては少し控えめな気がします。
液晶画面はカラー液晶を採用し、色々な画面レイアウトから選択できます。
また、Bluetooth接続でスマホ連携して色々と操作できるようです。
液晶画面搭載で、多機能なスイッチボックス周りです。
これだけボタンがあるのに、残念ながらクルーズコントロールはありません。
ライディングモードは「SPORT」「STANDARD」「RAIN」「GRAVEL」「USER」の5つ。
USERは、パワー、エンジンブレーキ /、ウイリーコントロール付きHSTC(Honda セレクタブル トルク コントロール)、ABSの各効き具合をそれぞれ調節して自分好みの設定を作ることができます。
右手側はセルスイッチのみのようです。
オプション:ハンドガードは本気
こちらの車両にはオプションのハンドガードが装着してあります。
こちらには黒い樹脂製のナックルガード(26,840円)と、白いナックルガードエクステンション(2,684円)が取り付けられています。
黒いナックルガードだけでは防風性のはあまり期待できないので、必然的に白いパーツも買うことになるでしょう。
傷つくのは白いエクステンションの部分かと思いますので、割れても部品だけ交換できるように配慮してありそうですが、高いですね〜。
ヘッドライト周り
ヘッドライトは矢のような三角形のライトです。もちろんLED。ウインカーもLEDライトです。
NC750と顔・スペックは似ていないか?
個人的にはNC750と顔つきというかヘッドライトが似ていて面白くないデザインだと思います。
NCよりも高価なモデルですので、ヘッドライトはもっと鋭くして欲しかったです。
ちなみに、NC750のエンジン形式は水冷4ストロークOHC 4バルブ直列2気筒です。
スペックを見ていくと、、、
排気量は745cc
最大馬力:58馬力(6,750回転)
最大トルク:69N・m(4,750回転)
排気量は似ていますが、似て非なるエンジンのようです。
馬力とトルクはより低回転で発揮するようにチューニングしてあります。
こう見るとトランザルプはかなり高回転に回して、より強いパワーを発揮するエンジンだということがわかります。
ちょっとやかましいかもしれませんが、公道レベルであれば普通に乗れてしまうのかもしれませんね。
フロントブレーキ・サスペンション
フロントブレーキはウェーブディスクタイのダブルディスクブレーキを採用しています。肉抜きもされていて軽量そうな見た目です。
フロントホイールは21インチ。タイヤサイズは90/90-21M/C チューブタイプのタイヤです。
ブレーキはニッシン製の片押し2ポッドキャリパーです。
大型アドベンチャーはもっとゴツいのがついていて欲しいところですが、車体が軽量なのでこんな感じで大丈夫のようです。
フロントサスペンションは、ショーワ製のインナーチューブ径43mm、ストローク200mmのSFF-CA™*倒立フロントフォークを採用しています。
マフラー・リヤブレーキ
マフラーは標準的な形をしています。
リヤブレーキは片押しの1ポッドキャリパーとΦ256mmのシングルディスクを採用。日本車の標準的なものを使用しています。
テールライト・ウインカー
テールライトとウインカーはLEDを採用。
オプション:ハイスクリーンとスクリーンディフレクター
モーターサイクルショーの展示車のスクリーンは、標準よりもより高いはいスクリーンが装着してありました。
だいたいオデコが隠れるくらいまで高さがあります。
さらにスクリーンの根元にスモークがかったパーツが付いていますが、これはディフレクターが装着してあり、より防風性能を高めています。
ウインカーのすぐ後ろにも羽根のようなオプションのディフレクターが装着してあります。
ハイスクリーン:31,350円
スクリーンディフレクター:15,950円
フェアリングディフレクター:11,990円
風除けをコンプリートすると6万円弱行っちゃいますね。。。
オプション:エンジンガード・フォグランプ
エンジンガードは上部のフロントサイドパイプが83,050円。
フォグランプが59,510円。
なぜか別売りのフォグランプ取付アタッチメントが22,770円。。。
フロントフェアリングはがっちりと守ってくれそうです。倒れても大丈夫ですね。
オプション:ラジエターグリル・スキッドプレート
TRANSALPと車名が書いてあるラジエターコアガードは「ラジエターグリル」と呼ばれ、22,880円。
下部のアンダーガード「スキッドプレート」が105,380円と高額。
さらにエンジンガードの下側が63,800円。
エンジンガードにアタッチメントが必要らしく、アタッチメントだけで12,430円。
オプション:センタースタンド
センタースタンドはなんと別売りです。
価格は43,890円と結構します。
オプション:パニアケース
サイドのパニアケースは左右セットで143,440円。
容量は右側 約26Lで、左側が約33Lと左右非対称です。許容積載重量が6kg(左右共通)。
取り付けには別売りのワン・キー・インナーロックシリンダー(3,740円)×2個、パニアサポートステイ(34,430円)が必要です。
さらにケースの表のシルバーのパネルは別売りらしく、18,700円かかります。
トップボックスは50リットルも入る大型タイプ。62,700円。バックレストは別売りで14,520円。
上部のアルミパネルも当然別売りで、11,550円。
鍵付きですが、キーはもちろん別売り3,740円。トップボックスベースは31,790円。
3点パニアケースをつける気が失せるほどお金がかかります。
外車でしたっけ?
身長168cmが跨るとこんな感じ(ローシート)
168cmの筆者がまたがると上の写真のようになりました。
レッドウイングの標準的なブーツを履いています。
シート高850mmですが、よく見るとこの車両はオプションのローシートが入っていそうです。
価格は33,660円。
30mm低くなるそうですので、820mmということになります。
820mmだと親指の付け根がつきました。シートが細くてスリムなので足つき性は良好かと思います。
850mmだと両足は着かなそうなので、ローシートは必須になりそうです。
皆さんの参考になれば幸いです。
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