月額980円で読み放題。ビジネス書一冊読めば元が取れるKindle Unlimitedからおすすめ本を紹介していこう。
著者の出口治明さんはライフネット生命保険株式会社の創立者で、京大法学部を卒業したり、長年生命保険会社で海外に赴任したりと、なかなかのキャリアを持った方である。
さて、本題の「本物の教養」とは何か。
それは「自分の頭で考えられるか」どうかだという。
「教養」といえば、どれだけ何か詳しく知っているか、つまり「知識」をどれだけ詰め込んでいる人だったり、「博学」という人だったりが持っているようなイメージであった。
出口さんは「知識」はあくまで「手段」でしかないという。
知識として知っていても、「自分の頭で考え」、「自分の意見」を言えなければ教養が身についていると言えないのだ。
知識は考えるための道具。その道具を手に入れるために「本」や「新聞」を読み、「旅」をして見聞を広げなさいと言っている。
究極な話、自分の意見をズバリ言える人は、教養がある人と言っていいと言える。
この本では教養を身につけるための「道具」を得るための方法が書かれている。
教養とは何か、それを知っていなければただの知識をかき集める行為しかできない。
どう生きていけば教養を身につけられるのか、この本にはそのヒントが書かれている。
最後の方は出口さんの教養を元にした社会問題に対する考え方も乗っているので参考になる。
これから本をガシガシ読んでいきたい人には道標となる本であろう。