トライアンフからまさかの400cc単気筒エンジンを積んだモデルが2車種も発表されました。スポーツタイプの「スピード400」、オフロードタイプの「スクランブラー400」です。
日本での価格はスピード400が699,000円、スクランブラー400Xが789,000円です。
スピード400はハーレーのX350よりも800円安いですね。価格を後出ししてきただけあります。
トライアンフのモダンクラシックといえば900ccのツインエンジンが一般的で、一番排気量が小さいモデルでも660ccあたりのトライデントや、ストリートトリプルが手軽なモデルでした。
しかし、今回主にアジア圏をターゲットにしたであろう400ccというトライアンフにすると小排気量のモデルが発表となりました。まずはインド市場から発売を開始していくようですが、日本は2023年末あたりから販売を開始するようです。
価格はまだ未定です。660ccのトライデントやストリートトリプルSが出た時も100万円を切っていたので、70,80万円くらいで出ると良いですね。
日本では中型免許でもトライアンフのハイクオリティなバイクに乗れることになるのでとても注目すべきモデルかと思います。
今回はぱっと見似ている「スピード400」「スクランブラー400」の違いを比較していきましょう。
目次
スペックは同じ
- 排気量:398.15cc
- 水冷単気筒DOHC4バルブ
- 最高出力:40馬力(8,000回転)
- 最大トルク:37.5N・m(6,500回転)
- 6速ギアボックス
スピード400もスクランブラー400Xも積んでいるエンジンは同じです。スペックも同じなので特に性格になわせてのチューニングは施されていません。
エンジンの特徴としては、回転運動質量を抑えたフィンガーフォロワー バルブトレーンの採用に加え、DLCコーティングで摩擦を軽減。
とてもスムーズに回りそうなエンジンです。
ちょっとエンジンの角度が寝ているのがポイントですね。
トライアンフのモダンクラシックシリーズは直立のバーチカルツインが多いのですが、こちらは寝かせて、回転がよりスムーズに行えるよう、スポーツタイプのバイクと似たような型式をしています。
なんとスロットルバイワイヤ搭載でトラクションコントロール、トルクアシストクラッチと400ccとは思えない電子制御を搭載。
ボンネビルT100やストリートツインは5速と物足りない装備でしたが、クラスが下の400には6速ギヤと余裕の装備。
シート高がかなり違う
オンロードモデルの「スピード400」とオフロードモデルの「スクランブラ−400X」ではその性格や用途が違うため、ポジションやシート高などを変えてそれぞれ性格の違いを持たせています。
この2車種はシート高も変更が加えられており、スピード400が790mmで、スクランブラーが835mmと45mmも差を与えられています。
この上の写真から乗車姿勢を見てみると、スクランブラーの方が少しハンドルもプルバックしていて体が立ち気味になっています。一方、スピード400の方がバーハンドルで若干前傾姿勢になっているようです。
フロントホイールのサイズとサスペンションの違い
スピード400が前後17インチのホイールを装着しているのに対して、スクランブラー400Xのフロントホイールサイズは19インチ、リヤは17インチとなっています。
これはより障害物を乗り越えやすいようにスクランブラーでは大きなホイール仕様となっているようです。
フロントサスペンショのセッティングも異なり、それぞれの性格を特徴づけています。
スピード400もスクランブラー400Xも、フロントフォークが43mm径倒立式ビッグピストンフォークですが、ホイールトラベル量が異なり、スクランブラーが150mm、スピードが140mmとサスペンションの可動量が異なっています。
リヤサスペンションは両モデルともにプリロード調整機構のあるリヤサスペンションが採用されています。リヤも同様にセッティングが異なり、ホイールトラベル量が、スクランブラーが150mm、スピードが130mmとなっています。
こんなこともあり、スクランブラーの方が足付きが悪くなっているようですね。
スクランブラーは特別なアクセサリーが標準
スクランブラー400Xを見ていきましょう。
スクランブラーっぽい演出が何箇所か見て取れます。
まずヘッドライトガード。アミアミがヘッドライトを保護します。
またハンドガードも標準のようです。これでオフロード感が出ますね。
また、シートを見てみるとライダーシートと、タンデムシートが分かれているのもスクランブラーの特徴となっています。
比較するとなると、あとはマフラーですかね。
スクランブラーはブラックの要素が入って、さらに大きめのヒートガードっぽいシルバーのアクセントが入りオフロード感を出しています。スクランブラ−900のようにアップマフラーではないので、それほどそれっぽくはありません。
でも日本メーカーのバイクよりマフラーの質感は明らかに良いです。
ちなみにGB350とはどれくらいスペックに開きがある?
- 排気量:348cc
- 空冷OHC単気筒
- 最高出力:20馬力(5,500回転)
- 最大トルク:29N・m(3,000回転)
- 5速ギアボックス
- 価格:561,000円
比較すると、性能差は歴然としています。
トライアンフ400ccエンジンの最高出力はGBの倍の40馬力。50ccの差ですが、倍です。
その分、発揮する際の回転数は上がりますので、トライアンフの400ccエンジンはより高回転向きなエンジンであることがわかります。
なんとなく違う2車種 価格差が結構あるかも
日本での発売日は2023年の年末というアナウンスはすでに出されていますが、気になるのは価格です。
両モデルの違いを見ていきましたが、見た目はぱっと見似ているが、スクランブラーのアクセサリー豪華さを見てしまうと価格差は5万円以上は開くのではないかなと思ってしまいます。
GBもインド市場を狙ったモデルでしたので、価格的にはちょっと高いくらいなのではないかと思います。
250ccのオフロードモデル、ホンダCRFラリーが70万円くらいですので、スクランブラー90万円前後くらいになれば良いなと思っています。
トライアンフの660ccモデルは99万円なので、それ以下で!単気筒ですし!
皆さんの参考になれば幸いです。
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