前回で長いこと「辛口インプレ」をしてしまったが、良いところは「第一弾の所有インプレ編」の他にもあったのを思い出したので追加で書いてみたいと思う。
目次
エンストしにくい!
ボンネビルスピードマスターは車体重量が260kgと重く、取り回しは少し大変だが、動き出してしまえば非常に乗りやすいバイクである。
まず発進で「エンストしにくい」点があげられる。
「1200ccでトルクがあるからでしょ!」と言いたいところだがそれ以上に理由がある。
クラッチを半クラッチでつなげると、スロットルをひねらなくても自動でわずかに回転数を上げてくれるのだ。
これは初めは気づかなかったが、ふとした瞬間気づく。
駐車等の車両ポジションを微調整していくシチュエーションで、半クラだけでゆっくり、少しずつ動かしていきたい時だ。
こんな時は騒々しいのでアクセルは開けなかったりする。
そんな時クラッチをつないだ瞬間に普通は下がる回転数が、クラッチがつながった直後「ヤベっ」て感じでフッと回転数が上がるのだ。
とても面白い。
ボンネビルスピードマスターは2018年発売とあって最新の電子装備が搭載されている。
インジェクションはもちろんだが、「スロットルバイワイヤ」もその一つ。
このシステムはアクセル調節が「ケーブル」ではなく、アクセル開度を「電気信号」に変換してアクセルを制御するシステムだ。
スズキ カタナにも搭載されている「ローRPMアシスト」機能が搭載されている気分である。
初心者にとって「発進のエンスト」は恐怖だ。
その不安を和らげてくれるのは「初心者にとても優しいバイク」だなと感じる。
ブレーキの効きがバツグン(フロントのみ)
前回リアブレーキが効かないとディスったが、
対照的にフロントブレーキは本当によく効くので安心感がある。
フロントは「大きなブレーキディスクローター」を装備。
さらに「ブレンボ」で「ダブルディスク」なブレーキ。
ブレーキディスクローター径が大きければ大きいほど効きが良くなるという。
さらに「ブレンボ」のブレーキはイイと聞くが、その通り。
優しく握ると優しく。強めに握ったら握った分だけ効いてくれる。
もちろんリアだけだと後ろに下がっていく坂道も、フロントだけ握っていれば下がらない。
信号が思ったより早く赤になったり、前の車が急にスピードを落とした時も大丈夫だった。
「ブレンボ+ABS」でかなりの「安心感を味わうことができる」だろう。
「リアはコントロール」、「フロントは制動力」で乗りこなしていこう。
ニュートラルに入れやすい
ギアが「ニュートラルに入れやすい」のありがたい。
ハーレーはニュートラルを探している間に信号が変わりそうなくらい入れづらかった。
ニュートラルにカッチっと入る軽いとっかかりのようなものがあるような感覚。
1速と2速の間に軽〜く段があるような感覚だ。
Nに入れるのが楽だと精神的にも「信号待ちがとても楽」になる。
タイヤが太い
タイヤが太いので安定感がある感じがする。
その反面あまりヒラヒラはしない。ヌルーッと車体が倒れて曲がっていく感じ。
曲がる時は体重移動を意識すると良い。
機動力より安定感。
接地面積が広いので、倒れる気がしない。
転ぶ時は転ぶと思うが。
こんな感じで思い出した初心者向けな点をあげてみた。
みなさんの参考になれば幸いである。
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