ノースフェイスの製品通しを合体できる「ジップインジップ」という機能をご存知でしょうか。
最近買ったノースフェイスの「マウンテンジャケット」にもその機能があります。
このジップインジップというのはどのような機構を持ってできるのか、どのような目的であるのか、実際にジップインジップしてみてそのメリット・デメリットを探っていきましょう。
目次
ジップインジップ可能かどうかの確認方法
まずは、ジップインジップが可能かどうかの確認をしてきましょう。
上の写真のように、外側のアウターの前を閉じるファスナーの後ろにもう一つファスナーがあれば、ジップインジップ対応機種となります。
ジップインジップ用のファスナーは、普段はフラップで隠れているますので、フラップをめくってみましょう。
ジップインジップのやり方
ではデナリジャケットとジップインジップ、合体してきましょう。
まずは、マウンテンジャケットを広げて、デナリジャケットを上に乗せます。そして袖を入れていきましょう。
張り切って、先に前のファスナーを閉めてしまうと、袖入れるの大変です。。。
マウンテンジャケットの裾のファスナーに、デナリジャケットの前を閉じるファスナーを噛ませていきます。
両側のファスナーを閉めると、マウンテンジャケットのシンプルな内側が、デナリジャケットのフリースになりました。
実際に着用してみると、本当に別の商品かというくらいにピッタリと合体させることができます。
余計な段差もなく、違和感がありません。これはすごい!
着用レビュー
実際に着てみましょう。身長は168cm、痩せ型男性です。
サイズは外側のマウンテンジャケットがLサイズ、そして内側のデナリジャケットもLサイズです。
中にデナリジャケットを仕込まないと、結構ブカブカでしたが、ちょうど良い中綿が入り、ダウンジャケットを着たようなボリューム感になりました。
もわっとしますね。
マウンテンジャケットのスリムさが薄くなりますね。
当然ですが、重くはなります。
マウンテンジャケット(L)の重量は810g、デナリジャケット(L)は630gですから、1.5kgにはなります。
マウンテンジャケットとデナリジャケットは個々は軽い部類に入るとは思いますが、両方だとちょっと重さは感じます。
マウンテンジャケットが冬対応の暖かさに
マウンテンジャケットは雨と風を防ぐことは得意ですが、冷たい風を浴びるとジャケットが冷たくなり、発熱や保温はできません。
それに対して、デナリジャケットはフリースということで、一見暖かそうではあるのですが、防風性能が無く、真冬の冷気は通し放題なので冬は単体で使えないのが弱点でした。
そんなわけでマウンテンジャケット、デナリジャケット個別単体だけだと冬は寒すぎるので、これはいい感じになります。
それぞれの弱点を補う、最高の組み合わせですね。
冬は2枚重ねが前提だとして、マウンテンジャケットとデナリジャケットを2枚脱ぎ着するのは結構面倒なので、このジップインジップは重宝するかもしれません。
でも、それぞれを重ねた方が暖かい気がする
このジップインジップは、結構利便性があることをお伝えしてきました。
しかし、個別に着て、ファスナーを閉めた方が暖かい感じはしましたね。
やはり正面のゲートが1枚よりも2枚の方が防寒性能は上がると思いました。ちょっとの差ですが。
そして、個々に着た方が、1枚ずつ脱げるので、温度調整がしやすいというメリットもあります。
外は両方着たいけど、部屋の中ではデナリジャケットだけでいい状況もあるかと思いますので、そんな時は2枚を合体させない方がいいと思います。
内側、ジップインジップ側のファスナーは左右両方で連結しているので、外すのは面倒です。
このジップインジップはメリット・デメリット両方があるので、それぞれの場面に応じて使い分けると良さそうです。
皆さんの参考になれば幸いです。