iPhone15 ProかPro MAXかどっちを買うか迷っている方も多いでしょう。MAXの望遠カメラは光学5倍ズームと言われ、新しい120mm望遠レンズを搭載した最も画期的なiPhone15です。しかし、その120mm使いますか?と言いたいです。プロ中のプロではないと、普段の街で生活している限りその焦点距離のレンズは使いません。
今回はiPhone15 Pro MAXではなく、15Proを選ぶべき理由をまとめました。
目次
重量が200gを超える
やはり重量が重いのは重要です。
iPhone15 Proが187gでiPhone15 Pro MAXが221gです。
やはり200g超えてくると重く感じます。
普通の人はガラスフィルムとケースをつけると思いますので、それで数十グラム増えると思いますのでiPhone15 Proでも実際200g超えると思います。
フィルムやケースで34gの差はどんどんと大きくなるでしょう。
重いと感じるスマホを1時間持ち続けるのは結構大変かと思います。
ペリスコープレンズは普通画質劣化する
プリズムを使用して焦点距離を伸ばす技術は昔からあります。
コンデジとかでレンズがせりでないタイプのカメラは全部そうです。
鏡に反射させるので、その分画質が劣化し、さらに明るさであるF値が暗くなると言われています。
スペック表を見るとiPhone15 ProもMAXもF2.8となっているのがある意味すごいですが、かなりシャープなどの事後での画像処理は行うと考えられます。
5倍ズームと言う表現は紛らわしく120mm単焦点レンズです
5倍ズームと聞くと、レンズが中で動いて自由に倍率を変えられる感じがあるのですが、実際は120mmの単焦点レンズです。
レンズが動いてズームするズームレンズではありません。倍率を変更してだんだん寄っていくとするとそれはデジタルズームですので画質は落ちますので注意しましょう。
ソニーのエクスペリアでは光学式ズームレンズを搭載していますね。
写真をある程度やって、一眼レフを持っている人はズームと聞くと光学式ズームを連想してしまうのでやめていただきたいです。
焦点距離が13mm、24mm、クロップ48mm、120mmって間空き過ぎ
iPhone15 Pro MAXで衝撃なのは24mmのクロップ2倍で48mmになったあと、5倍の120mmにいきなり上がることです。
48mmからの120mmってかなりびっくりすると思います。
大きくなり過ぎというか、思いっきり下がらないと被写体の一部しか映らないと思います。
特に屋内なら120mmではいくら下がっても収まり切らないと思います。
そんな訳で、iPhone15 Proの望遠77mmは普段のモノや人を撮るときに重宝すると思います。
実は扱いにくい。120mmレンズを使う場面ある?
120mmを使う場面はいつでしょうか。
一つは運動会などのイベントで人を遠くから撮る場合。でもこれは120mm程度では足りない可能性はあります。
プロっぽい使い方をするのであれば、ポートレートでしょうか。背景を大きくぼかして、さらに圧縮効果と呼ばれる遠近感をなくして被写体を強調する技法が使えます。
しかしポートレートは屋内では引きがないので屋外限定です。
あとは街中スナップを撮るとか。意外と街のスナップは望遠で撮りやすいかもです。
使い用はあるのですが、望遠しすぎる可能性はありますので、iPhone15 Proの77mmで撮ってトリミングでも良いかも知れません。
また、望遠になればなるほど写真はブレやすくなるので、写真に慣れていない人が屋内とか夜に撮影するとブレ写真を量産する可能性があります。
この120mmカメラには「3Dセンサーシフト光学式手ぶれ補正とオートフォーカス」という最新技術のブレ補正装置を搭載してありますので、実はぶれにくいのかも知れませんが実際はどうでしょうか。
望遠を普段使わないけど一番高価なものが良い方はどうぞ
iPhone15 Pro MAXは初めてのカメラが入っていて、興味深いので私も欲しいです。
しかし、普段の使い勝手を考えるとiPhone15 Proの方がいいなと思ってしまいます。
あくまでもiPhone15 Pro MAXの望遠レンズは「作品づくり」か「イベント用」です。
重い本体と引き換えにどうするか、それはご自身の必要性で判断してください。
iPhone15 Pro MAXに4つ目のカメラ、77mmの中望遠レンズが入っていたら買っていたかも知れませんが、毎日使うとなると軽くて、物撮りをしやすい中望遠レンズのカメラが良いなと思ってしまいます。
参考になれば幸いです。