前回、ウインズジャパンの(WINS JAPAN)A-FORCE RSフルフェイスカーボンヘルメットを紹介した。
そちらは4万円ちょっとで「インナーバイザー」と曇り止めの「PINロックシールド」機能がついてかなりお買い得感があったので是非欲しい!と思ったのだが、プラス一万円出せば「あの有名メーカー」のカーボンフルフェイスヘルメットが手に入るということでものすごく迷っている。
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OGK カブト「RT-33R MIPS」という選択!
WINDSの最大の敵。それがOGK カブトの「RT-33R MIPS」だ。
おでこの「Kabuto」ロゴが主張しすぎているので、好き嫌いが分かれると思う。
しかし、ちゃんとカーボン柄しているので高級感がある。
安全基準は「何規格」をクリアしてる?
こちらの「RT-33R MIPS」は「WINS A-Force RS」と比べてスペック上優れているのが、何と言っても「JIS規格」に合格している点であろう。
WINS「A-Force RS」は「SG/PCS規格」取得。つまり、「公道で使用して良い最低限度必要な安全性」という規格だ。
これに対しカブトの「RT-33R MIPS」は
- JIS・・・日本の工業製品としての安全基準をクリアした商品
- MFJ公認・・・MFJが主催する競技での使用を認めたことを証明する規格
- ECE 22-05規格・・・おもに欧州等で使用されている、世界選手権レースでも使用可能な安全規格
というような「ワンランク上の安全基準をクリアしている商品」であるという点でも評価が高い。
重量は?
この商品でもっとも気になるのは重量だろう。
公式HPでは重量は公開していないが、ネット情報では、
ヘルメットに添付されているシールでは1,340+-40gという表記。
実際に測ってみると1,420gだったそうだ。
こちらの商品は5万円台だがカーボン素材なので、「SHOEI GT-Air2」の1,563gよりもさらに軽く、この値段ならSHOEIやアライのヘルメットと同等の満足感であろう。
「MIPS」ってなんだ?
そういえば、商品名につくMIPSという機能。
それは耐衝撃保護システムのこと。
MIPS(Multi-directional Impact Protection System)の略。
簡単に機能を説明すると、ヘルメットの内装を動くようにし、衝撃が加わった時に内装スライドして動くことで衝撃を分散してくれるシステムのことだ。
↓黄色い部分が動くようになっている。
つまり衝撃を逃す、耐衝撃性アップな機能のことである。
マイナスポイントはどこ?
競合製品である「WINS A-Force RS」の口コミをみると、SHOEIやアライの商品に比べて、
- 風切音が比較的大きい
- 内装のハマり具合が弱い
というマイナス点があるらしい。
一方、カブトの「RT-33R MIPS」の不満点は上記2点はなく、あご紐がDリングではなくワンタッチのものだともっと良かったぐらいであった。
購入の決め手はどこ?
目立った欠点は正直ないのが悔しいぐらいだ。
良い点は、
- JIS規格(ここ重要!)
- COOLMAX インナーパッド
- エアベンチレーション
- ピンロックシールド装備
- メガネ対応チークパッド
インナーバイザーがないのが唯一惜しいところだが、ミラーシールド導入で我慢か。
物欲が絶えない。
皆さんの参考になれば幸いである。