ドグマF12ついに発表。2019年5月1日、令和元年初日である。
珍しいことにイチオシカラーがいつもの赤ではなく、上の写真のような青。
その名もGALAXY BLUE。チームスカイに馴染んだ世代だと青と言っても違和感のある深めの青だ。
ちなみにこのGALAXY BLUEはのちに追加されるようだ。
初期設定は上の2つのカラー。黒赤とマットブラックの2色展開だ。各色ディスクブレーキ仕様かケーブル引きのリムブレーキ仕様の2種類用意されている。
ドグマF12の特筆すべきバージョンアップ点は空力性能だろう。
まずは一体型のエアロハンドルが進化。完全ケーブル内装化だ。すごい。というか組み立てが大変そう。でもエアロ効果のためだ、仕方がない。みんな空力大好きだからな。
一般的なハンドル&ステムのバイクよりも28%空気抵抗を削減したそうだ。
このハンドルだけあればうちのドグマF8も空力性能アップしそうだ。
さらにみんな大好き「ONDA」フロントフォークが進化したよ!
F8から比べたらそこそこうねってきた印象。これで空力性能が15.7%空気抵抗が減少したようだ(ディスクブレーキモデル)。
上の図を見た限りではF10開発の時に気づけよ!って突っ込みたくなる。
さらに、F8はなんだったんだよ!このシンプルな形状が空力性能高いって言ってたじゃねーかよ!ってクレームを言いたくなる形状をしてきた。
あとはヘッドチューブがカクっと折れ曲がった感じになった。
極端だが、ちょっとLOOKに近づいてきたのかなとも想像できる。
弓のようにしなる感じが好きではあったが、これも空力のためだ仕方がない。
まだいろいろちょっとしたバージョンアップがあるのだがもはや割愛しても良いレベル。
まとめると、各部位の曲がり具合を少し変えたら空力と剛性が高くなりましたというバージョンアップであった。
でも驚いたことに40km/hで走行すると、F10と比べてF12はパワーを8ワットセーブして走行できることが証明されたとのこと。
この差は大きいというか、平地40km/h巡航できる人は大きな効果ありまっせと言わんばかりのプロ向けフレームである。
今回のドグマF12はドグマF8発表の衝撃ほどではない。
もっとバージョンアップではなく革新的なデザイン変更を次は期待したい。