ついに、噂されていたフロントカウルとサドルバッグ付きのレブル1100が発表となりました。
バガースタイルのレブル、ツーリング仕様のレブル1100です。
その名も「レブル1100T」と、愛称のようなものはありません。フロントカウルは完全にハーレーのストリートグライドを意識したヤッコカウルを装備し、ミニストリートグライド状態です。
よりロングツーリングを意識した装備が初めから装備されたお買い得モデルだと思いますので、今回はその詳細を見ていきましょう。
目次
気になる重量
フェアリングとサドルバッグ付きのモデルは重くなるのが通常です。イメージとしてはハーレーのような300kgオーバーのイメージですがレブルは果たしてどれくらいでしょうか。
レブル1100Tの車重はMTが238kgで、DCTが248gです。
ちなみに、ノーマルのレブル1100はMTが223kgで、DCTが233kgです。
サドルバッグ2つとフロントフェアリングでプラス15kgです。意外と重いですね。
サドルバッグは合計容量35リットル!鍵付きの専用品!
車体を背後から見た写真がこちらです。
サドルバッグの後ろ側に白い丸がありますよね。
おそらくそれは鍵穴です。専用品の鍵付きのサドルバッグでしょう。
サドルバッグの容量はマフラー側の右側が16リットルで、左側は19リットルとなり、合計で35リットル分入ります。
ハーレーストリートグライドのようにマフラーが左右2本出しではないので、右側が若干小さめです。
タンク容量は13リットルで変化なし
今回残念ポイントを挙げるとするならば、タンク容量がノーマル13リットルから変更が無かった点です。
ツーリングモデルとなると、航続距離を伸ばす意味でも20リットル前後のタンク容量が欲しいところです。
ちなみに、BMWのR18シリーズでは、カウルなしモデルはタンク容量が16リットルですが、カウルありのツーリングモデルでは24リットルという大容量タンクを装備するなど、モデルによって変えています。レブルもそんな感じかと想像しておりましたが、1100Tではレブル1100そのままのタンクが使用されており、13リットルのままとなりました。
フロントフェアリングが進化
実はレブル1100の純正オプションとして、以前より上の写真のような「スクリーンカウル」というものがあります。
価格は25,520円です。
こちらはヤッコカウルになりきれてない、フロントスクリーン。ちょっとハーレーに気をつかったスクリーンでしたが、こちらがさらに1100T専用品として進化した模様です。
従前のスクリーンカウルがより幅がワイドになって、さらに透明なスクリーン部分が少なくなってよりハーレーらしさが出てきました。
ミニストリートグライドです。
メーターはレブル1100と共通のものでオーディオなどの便利機能はありません。重量物が無く、カウルの外側だけですのでハンドリングにはさほど影響はないでしょう。
カラーは2色
カラーは2色展開です。定番のブラックメタリックと、、、
こちらレッドのボルドーレッドメタリックの2色です。
フロントフェンダーやリヤフェンダーまでもが塗られていて、本気度が感じられます。
ハーレーが重すぎる方に
私は似たデザインのハーレーストリートグライドを購入後すぐに手放した思い出があります。
理由は単純にその400kg近い重量に耐えられなかったからです。
重量級バイクはバックする環境が極限ない場所であれば、楽しいです。しかし、細かい取り回しが必要な地域に住んでいると苦痛でしかありません。
夢と現実を突きつけられます。
レブル1100TならDCTでも250kg切りますから、ハーレーの空冷スポーツスターよりも軽い、また、私の所有しているボンネビルスピードマスターよりも軽量です。
取り回しはなんと楽なのでしょう。
ハーレー、アメリカンスタイル、バガースタイルに憧れているが重量級バイクは無理と感じている方にお勧めできるバイクです。
皆さんの参考になれば幸いです。