タイガー900シリーズが2024年にマイナーチェンジしました。エンジンのパワーアップやデザインの変更など魅力的な点が満載ですが、実はコストダウン?なのか無くなってしまったパーツがあることをご存知でしょうか。
私はタイガー900 GT アラゴンに乗っていますので、今回のマイナーチェンジを非常に悔しく思っていました。しかし、マイナーチェンジ前の方が良かった点を3つ見つけてしまいましたのでこれを皆様にお伝えします。
身長170cm以下の私としてはシート高以外酷評することがないくらい、完成度の高いタイガー900GT PROですが、どこがマイナーチェンジ前の方が良かったか解説していきましょう。
目次
エキパイ形状
まずはエキパイの形状でしょう。
エンジンから出たエキパイ3本が下に向かって伸びています。車体の下で1本にまとまっているのでしょう。
上の写真はマイナーチェンジ前のタイガー900のエキパイ部分となります。
正面から見てエキパイが3本槍、トライデントに見えますね。トライデントという車種が出ていますが、実はこちらマイナーチェンジ前のタイガー900もトライデント(3本槍)を持っていました。
これが無くなったのはちょっと寂しいですね。
スキッドプレート(サンプガード)
実は2023年モデルのGT PROにはボディ底部に樹脂製のスキッドプレートが標準装備でした。とはいえ底部だけで、前面のエキパイは守れない感じの防御範囲です。
マイナーチェンジ後の2024年モデルではこのスキッドプレートは省かれていました。ないということはコスト削減ですよね。
アドベンチャーモデルなら欲しくなるパーツです。デザイン的にエキパイまわりが寂しいので、あると下の部分の隙間が埋まるというか、かっこよくなります。
オプションでアルミ製のスキッドプレートが用意されていて、価格は60,682円です。
RALLY PROには標準装備のようです。
リアブレーキがブレンボからトライアンフブランドへ
マイナーチェンジ後のリアブレーキを見るとトライアンフのマークがついていますね。
トライアンフは、フロントがブレンボ、リアはニッシンという組み合わせが多いのですが、今回はブランドを隠してきましたね。
トライアンフはリアブレーキを開発していないと思うので、OEM品ということでしょう。最近は、フロントもトライアンフロゴのブレーキになることもあるので、このパターンは増えてきています。
一方で、私のマイナーチェンジ前2023年モデルのタイガー900GTはブレンボ製のリアブレーキです。
リアはニッシン製の場合が多いので、リアブレーキまでブレンボを採用しているのは結構レアなんですよね。
実際に乗った感じはさすがブレンボ。いい感じで止まります。
2024年モデルは価格据え置きで性能アップでも。。。
2024年モデルは、2023年モデルの価格からほぼ価格据え置き。標準のブラック・ホワイトカラーであれば3万円アップです。
今回のマイナーチェンジで各部のデザインに変更があったり、エンジンがパワーアップしていたりしていますが、値上がり幅がわずかで、トライアンフの企業努力が伺えます。
とってもいいバイクですが、日本ではあまり人気がないので中古価格はそこまで高くもありません。
マイナーチェンジ前のモデルなら大体140〜150万円くらいでしょうか。
この価格で前後ブレンボブレーキ、電子制御サスペンションとシートヒーターがついているバイクはあまりないと思います。
皆さんのバイク選びの参考になれば幸いです。