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【実車足つき確認】ロイヤルエンフィールド ショットガン650(SHOTGUN650)が最高!価格・スペック・外観詳細チェック!

ロイヤルエンフィールドの新型車「ショットガン650」の実車を見てきました。個人的には2024年の新型車の中で一番かっこいいです。

私が以前所有していたボンネビル スピードマスターのような長く伸びたデザインは美しく、さらに空冷エンジンという今時の大手メーカーでは出せないスペックです。発表当時はボバーのようなシングルシートタイプでしたが、日本での発売モデルではリヤシートも標準で付いてくるとのことです。

ベースは2023年に発売されたクルーザータイプのスーパーメテオ650で、この車両をスポーツモデル化するため、リアサスペンションを長くしたり、ホイールサイズをフロント19から18インチ、リアを16から17インチへ変更しているようです。

価格・発売日が正式発表

2024年6月に価格が発表されました。カラーによるグレード分が行われ3パターンの価格設定です。

MT-09 2024 スペック
  • SHOTGUN 650 Base ( Sheet Metal Grey ):974,600円
  • SHOTGUN 650 Mid ( Plasma Blue, Drill Green ):995,500円
  • SHOTGUN 650 Premium ( Stencil White ):1,015,300円

基本的に100万円を切る車両価格ではありますが、今回ご紹介するホワイトの車両は一番高い100万円をこえるモデルとなります。

発売日は2024年8月下旬ごろから開始予定です。

サイズは全長:2,170mm、全幅:820mm、全高:1105mmで、車重は240kgと650ccクラスとしてはかなり大きめで重量級です。

他社なら樹脂製にするパーツを金属パーツとしているので重量も増えていっています。

この記事ではそのスペック詳細、そして実車にまたがってきましたのでポジションや足つきもチェックしていきましょう。

クラシックなライト類

ヘッドライトはLEDかと思います。

ウインカーも丸く、クラシック感がありますね。

ヘッドライトの円から四角の四方向に伸びていくデザインがかっこいいです。

ヘッドライトにはカバーが付いています。カウルやメーターバイザーというまでの大きさはないので全く防風性能はありませんがかっこいいですね。

実はこのカバーも金属製で確かアルミ製と担当の方はおっしゃっていました。年月を経てこのグレーの塗装が剥がれてくるとクラシカルな雰囲気になるとのことです。

フロントサスペンション・ブレーキ

フロントサスペンションはなんと倒立サスペンションでSHOWAの高性能サスペンションである「SFF-BP(セパレートファンクション・フロントフォーク-ビッグピストン)」を搭載しているとのことです。

フロントサスペンションのトップにSHOWAと記載がありますが、調整機構のないサスペンションとなります。

ブレーキディスクはシングルディスクで、ブレーキキャリパーは「BYBRE」製。

スポーツタイプのバイクとはなりますが、片押し2ポッドキャリパーです。

私は車重260kgのボンネビルスピードマスターに乗っていましたが、ブレンボ製片押し2ポッドキャリパーで、ダブルディスクという組み合わせでしたが、良い意味で効きすぎずですが、あまり強い効きではありませんでしたので、このシングルのブレーキはちょっと控えめなスペックかと思います。

ちょっとコストダウンが見えますね。

タンク容量は13.8リットル

タンクカラーは最上級のステンシルホワイトです。

ホワイトにブルーグレーのカラーが入っています。ロイヤルエンフィールドの「R」が塗装で入っています。

デザインの感じは謎です。

タンク容量は13.8リットルです。

兄弟車のスーパーメテオが15.7リットルなので、ひとまわり小さくなっています。

ボンネビルボバー、スピードマスターは12リットルですので、いい感じで余裕があります。

リッター20km以上走るとすると、満タンで航続距離が300kmになります。

ボンネビルスピードマスターを所有した私としてはこのプラス1.8リットルは大きいと思います。

12リットルだと途中で渋滞に巻き込まれると、200kmで給油したくなります。

タンクを上から見るとホワイトの面積が多いですね。

「ROYAL ENFIELD」の社名ロゴが入っています。

エンジンスペック

ショットガン650 スペック
  • エンジン形式:空冷4ストローク並列2気筒 SOHC 4バルブ
  • 排気量:648cc
  • 最高出力:47馬力(7,250回転)
  • 最大トルク:52.3N・m(5,650回転)
  • 圧縮比:9.5 : 1
  • トランスミッション:6速リターン

エンジンは空冷です。排気量は648cc。ちょうど良いサイズ感ですね。

最高出力は47馬力で、スーパーメテオのエンジンと全く同じのようですね。

空冷エンジンらしく、本物の空冷フィンが細かく刻まれています。

フィンの一番上に「648㎤」と記載があります。

空冷エンジンですので、オイルクーラーが付いていますね。

オイルクーラーの前面に標準でガードが付いているようで、ぱっと見水冷のラジエターコアのような感じがします。

ハンドル周り・メーターはアナログ・デジタル混合

ハンドルはあまりプルバックしていないバーハンドルタイプ。クルーザーというよりスポーツネイキッドスタイルですね。

メーターはスピードメーターがアナログで、マルチインフォメーションディスプレイが中央にあり、走行距離や燃料計は液晶ディスプレイに表示されます。

右側の小さな丸いディスプレイは時計はもちろん、スマホ連携すると「トリッパーナビゲーション」というナビ(矢印と距離のみ)を表示してくれます。

ハンドル左手側にはライトとウインカー、ホーン、ディスプレイ切り替えスイッチがあります。

スイッチボックスの質感はちょっとチープさもありつつ、これがレトロ感を出していてそれはそれでいいです。

グリップの「ROYAL ENFIELD」の文字がオシャレですね。樽型グリップがクラシカルな雰囲気を漂わせます。

右手側はエンジンスタートスイッチがあります。

シートはタンデム付き

ショットガン650の公式写真では大体がシングルシート仕様になっていますが、日本ではタンデムシートが標準のモデルが販売されるとのことです。

ライダーシートは三角形のボバータイプの車両に付いているサドルタイプ。

そしてタンデムシートは細長い形のものが付きます。

グラブバーも付いてきますね。さすがインドの車両。

タンデムシートは鍵を開けることで外すこともでき、ソロシート仕様にすることもできます。

タンデムシートの下にはキャリアがありますね。

キャリアは鉄製で太いパイプでできています。人間が乗っても大丈夫なくらいのしっかりとしたベースですので、人間の体重くらいの荷物は積載できそうです。

もちろんこのキャリアは取り外すことができますが、取り外しの際にはリアサスペンションも外すことになるようで、慣れていない人はなかなか難しいとのことです。

地味な部分ですが、TWIN SHOTGUN650と書いてあるサイドカバーは金属製。アルミ製とのことです。

ボンネビルボバーやスピードマスターはここが樹脂製ですので、ここはコストかけていますね。

シート高は795mmで足つきはあまり良くない

シート高795mmということですが、足つきはあまり良くはありません。

身長168cmで、ブーツ(つま先部分厚み1.5cm)を履いて上の写真のように踵はつきません。

親指の付け根は着地しているので、極端な悪さではありませんが、ローロングな見た目とは裏腹に足はベッタリと着きません。

トライアンフ ボンネビルボバー、スピードマスターはベッタリとつくのですが、ここはちょっと残念ポイントです。

リヤサスペンション・ブレーキ・マフラー

サスペンションはツインショックです。

兄弟車のスーパーメテオよりもサスペンションを30mm長く、ストローク量を7mm増加することで、スポーツ走行能力を高めているようです。リアサスペンションはプリロード調整可能です。

リアブレーキディスクは300mm径で、キャリパー44はBYBRE製の片押し2ポッドキャリパーです。

フロントとディスク径の違いだけで、仕様はほぼ同じです。

ブレーキをかけるときは前後を同時に使ったほうがよさそうです。

マフラーは2本出し。ブリティッシュスタイルのクラシカルなキャブトンっぽいマフラーにヒートガードがモコっと根元に付いている感じですね。

マフラーがちょっと上めに上がっていてスポーツ感を感じます。

ポジションはいい感じ!ミッドコントロールの乗りやすいバイク!

ポジションは、上体はほぼ直立ですが、乗るとなると若干の前傾でしょう。

多少バックしているものの、ほぼ横一文字のハンドルなので、腕は少し突っ張る感じです。

ステップはミッドコントロールのため足は自然な感じです。

シート高は795mmですが、身長168cmには足つきはあまり良くなく、踵は浮きます。

足を地面についたときに、ステップが足のすぐ前にあるので、脛に当てるのがちょっと気になった感じでしょうか。

車重が240kgもあるので、取り回しや停車中は重さは感じるかと思いますが、タンクはあまり大きくなく低重心なので強風でなければあまり怖くないでしょう。

皆様の参考になれば幸いです。

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