ついに念願のニューバランス 996 ゴアテックスを手に入れました!箱を開けた瞬間、ゴアテックスの素材感、そして「GORE-TEX」タグ、ニューバランスのスニーカーならではのメッシュ素材のアッパーに心を奪われ、思わずため息が出ます。足に滑り込ませると、まるで雲の上を歩いているような感覚。クッション性の高いインソールと安定感のあるミッドソールが、最高の履き心地です。
1988年に誕生したニューバランス996は、当時の最新技術を惜しみなく投入し、優れたクッション性と安定性を誇るモデルとして瞬く間に人気を博しました。
2023年には、誕生35周年を記念し、最新技術であるゴアテックス®メンブレンを搭載した「CM996 GTX」が発売されました。伝統的なデザインはそのままに、防水透湿性を備えたことで、雨の日や悪天候でも快適な履き心地を実現しています。
今回の記事ではスニーカーの外観と履き心地、サイズ感をレビューしていこうと思います。
目次
歴史と伝統
996は、ニューバランスのフラッグシップモデルである990シリーズの第6弾として誕生しました。当時の最新技術であるC-CAPを搭載し、優れたクッション性と安定性を提供しました。
996は、その履き心地の良さから、ランニングシューズとしてだけでなく、タウンユースシューズとしても人気を博しました。90年代のアメリカでは、映画「パルプ・フィクション」でジョン・トラボルタが着用したことでも話題になりました。
革新と進化:CM996 GTX
2023年に発売されたCM996 GTXは、伝統的なデザインはそのままに、最新技術であるゴアテックス®メンブレンを搭載したモデルです。ゴアテックス®メンブレンは、防水透湿性に優れた素材であり、雨の日や悪天候でも足をドライに保ちます。
メッシュ素材が各所ありますが、中はゴアテックス素材で構成されていますので浸水を防いでくれます。
CM996 GTXは、以下の特徴を持つ、まさに伝統と革新が融合した究極の1足です。
- 伝統的なデザイン: オリジナルモデルである996のデザインを忠実に再現
- 防水透湿性: ゴアテックス®メンブレン搭載で雨の日も安心
- 快適な履き心地: C-CAP搭載で優れたクッション性と安定性
- シンプルなカラーバリエーション: 定番のグレーやブラックをラインナップ
- 幅広いサイズ展開: メンズ、ウィメンズ、キッズそれぞれ豊富なサイズ展開
- お手入れ簡単
箱・開封
箱は特段特別ではありませんが、GORE-TEXのシールが貼ってあって気分が上がります!
蓋を開けると、紙で覆われていて、丁寧な包装がなされていました。
デザインと外観
まず最初に、996ゴアテックスのデザインについて触れてみましょう。ニューバランスの他のモデル同様、このスニーカーもシンプルで洗練された外観が特徴です。しかし、その特別な点は、ゴアテックス素材を採用したことにあります。
この素材は、通常の素材とは異なり、高い防水性と通気性を兼ね備えています。そのため、このスニーカーは悪天候下でも快適に履くことができます。さらに、ニューバランスらしいミニマリストなデザインは、多くのファッションスタイルとも相性が良いのが特徴です。
通常モデルとの違い
ゴアテックスと他の996と比較しても、ソールは同様にC-CAPを搭載するなど、アッパー素材以外の性能は変わりありませんので一見違いは分かりません。
ですので、このゴアテックスのタグが外観上の唯一の見分けるポイントです。
実はもう一点大きく違い点があります。
上の写真は996ゴアテックスのシュータンがアッパーと繋がっているというのが、よく見ると違う点です。
上の写真が通常モデルですが、シュータンのサイドはアッパーと完全に分離しています。
一方でゴアテックスモデルはサイドがつながっている状態ですので、雨が降ってきても水が靴の内部に入らないように設計されています。
機能性も求められている996の魅力が見えないところに現れています。
快適性とサポート
次に、快適性とサポートに焦点を当ててみましょう。ニューバランスはこれまでにも、優れたクッショニングとフィット感で知られていますが、996ゴアテックスもその例外ではありません。
PUインソールを採用し、弾力性に富んでいるため、足への衝撃を効果的に吸収し快適な履き心地を実現します。特に、歩行やランニング時にかかる衝撃を和らげ、疲労を軽減する効果があります。
このモデルは足へのフィット感が非常に良く、長時間履いていても疲れにくい設計になっています。また、アーチサポートもしっかりしており、歩行時の安定性を保ちます。これにより、様々なアクティビティにおいて、足や足首への負担を軽減し、快適な歩行体験を提供します。
C-CAPが生み出す快適な履き心地
ニューバランスのアイコン的モデル996に搭載されるC-CAPは、軽量性とクッション性を兼ね備えた独自のミッドソールテクノロジーです。1988年に誕生し、当時としては画期的な衝撃吸収性を実現しました。
C-CAPは、EVA素材を圧縮成型することで作られます。EVAは軽量で柔軟な素材ですが、圧縮することで弾力性と耐久性を向上させています。996では、C-CAPがヒール部分に搭載されており、着地時の衝撃を効果的に吸収し、快適な歩行をサポートします。
C-CAPは他メーカーの類似素材と比較しても、軽量性とクッション性のバランスが優れていると言われています。また、長時間の歩行でも疲れにくい点が特徴です。
996は、C-CAP以外にも、優れた安定性と通気性を備えたアッパー素材や、足裏のアーチをサポートするインソールなど、快適性を追求した設計がされています。
996は、ランニングシューズとして誕生しましたが、その快適な履き心地から、現在では街履き用のスニーカーとしても人気を博しています。
機能性と耐久性
最後に、機能性と耐久性について考察してみましょう。996ゴアテックスは、その防水性と耐久性において優れています。ゴアテックス素材は高い耐久性を持ち、長期間の使用にも耐えることができます。また、特にウェットな条件下での使用に適しています。
さらに、アウトソールにはニューバランス独自の耐摩耗性ラバーが使用されており、グリップ力を高め、履き心地を向上させています。これにより、悪天候や様々な地形でも安定した歩行を実現します。
履き心地レビュー
長年変わらないレトロなデザインと落ち着いたカラーリングは、どんな服装にも合わせやすく、街履きはもちろん、アウトドアにも最適です。
履き心地ですが、履き始めは通常の996レザーモデルと比較してアッパーが硬く感じます。
アッパー素材はゴアテックスメンブレンを使用しているため、通常のメッシュアッパーよりも硬く感じますね。さらに、シュータンや一番上のホールあたりに足首が当たる感じがして、人によっては最初足に馴染むまで少し時間がかかるかもしれません。
996は街中のオンロードでの走破性を目的に作られていますので、耐久性を高めるために、ソールが硬めに作られています。そのため、アスファルトなどの硬い路面を歩くと、足裏に衝撃を感じやすいです。
入っているPUインソールはふかふかな感じがしますが、親指の付け根あたりで地面を蹴る際にソールの硬さを感じるかも知れません。ふかふかな地面というよりかは、しっかりと地面を蹴っている感じはします。
サイズ感
アッパーがレザーモデルと比較すると硬いので、伸びる感じはありません。
上の写真は同じ996のモデルですが、左がレザーモデル、右はゴアテックスモデルです。
左のレザーモデルは3年履いているので、伸びてきて幅が広くなっています。ゴアテックスがどのくらい伸びるかは分かりませんが、レザーモデルよりも硬いのは事実ですので、伸びはあまりないでしょう。
そんなこともあり996細身な形状も相まって、ゴアテックスモデルは少しサイズが小さく感じるでしょう。
細身な足型の方であれば、レザータイプの996や574のサイズでも良いかも知れませんが、幅広の方はワンサイズアップでも良いかも知れません。
まとめ
ニューバランス996ゴアテックスは、その洗練されたデザイン、優れた快適性、そして高い機能性により、スニーカーユーザーにとって理想的な一足です。
悪天候下でも安心して履ける防水性や耐久性は、アウトドアアクティビティから日常の移動まで、幅広いシーンで活躍します。快適性とサポートも申し分なく、長時間の歩行でも疲れにくいという利点も大きいです。ニューバランス996ゴアテックスは、機能性とスタイルを兼ね備えた、まさに究極のスニーカーと言えるでしょう。
購入をお考えの方の参考になれば幸いです。