ハーレー スポーツスターSよりもモダンクラシック寄りなモデルとして発表された「ナイトスター975」。エンジンにフィンは切っていなく、もろ水冷エンジンだと分かるデザインにコレジャナイ感は否めませんでしたが、実車を見るとローロングなスタイルに見惚れます。
今回はスペックや価格にも触れながらナイトスターをじっくり見ていきましょう。
目次
丸山浩さんまたがりインプレはこちら
展示車は跨がれませんでしたので、168cmの丸山浩さんのインプレを観てまたがった気になります。
975ccレボリューションマックスエンジン・スペック
やはり気になるのがこの975ccエンジンってどうよって所でしょうか。
デザインは70点と言うところでしょう。このエンジンは従来のダブルクレードルフレームのような、鉄パイプのカゴの中にエンジンが入っているフレームはなく、エンジンがフレームの一部になっているというのが特徴です。よってフレームパーツを省略することができ、より軽量化を果たしています。
エンジンスペック
最大トルクが 95Nm @ 5750 rpm
最大馬力は 89 馬力 / 66 kW @ 7500 rpm
エンジンの後部シリンダーヘッドカバーには樹脂製のパーツが付いているのでヒートガード的な役割を果たしているのかもしれません。
ミッドコントロールなので、ニーグリップをするとエンジンを挟み込むようになりそうで恐ろしいです。
フロントフォーク・ブレーキ
フロントフォークは正立フォークで、41mm SHOWA™ デュアルベンディングバルブ従来型フォークを採用しています。
さらにフロントブレーキはシングルディスクで、ブレンボのキャリパーを採用しています。
リヤサスペンション・ブレーキと迫力あるマフラー
リヤサスペンションはツインショックとなっています。ツインショックはモダンクラシックとしてかなりのアピールポイントとなっています。
さらにリヤブレーキは小さいながらブレンボ製の1ポッドキャリパーでしょうか。小さいながらニッシン製よりも分厚くて迫力がありました。
マフラーも太いですね!2 in 1のマフラーです。野太い音が出そうで楽しみです。
コックピット周り
メーターはアナログで小さい液晶画面が付いているタイプのものです。
ローライダーSの2022年モデルはアナログ針が回転数を表示していましたが、こちらはスピードメーターがアナログ針で示されます。
スイッチ周りはパンアメリカやスポーツスターSを似ていてスイッチが多い印象ですが、クルーズコントロールがない分、左手のボタンが減っているのが特徴です。
180万円以上するのでクルコンぐらい付けてくれてもいいとは思います。高いのは日本だけで、本国では安いとは思いますが。
タンクはダミーでシート下に配置
今回のナイトスター一番のびっくりポイントはタンクがシート下に配置されたことではないでしょうか。
シート下といえばホンダ スーパーカブやNC750が思い浮かびますが、重量物が下に来ることは安定感に繋がりますからとても良い設計だと思います。
タンク容量は11.7リットルとなっています。少ないですね。
従来のタンクの場所はエアボックスカバーとなっています。
本物を見るとローロングでとてもかっこいいですよ!
シート高705mmや価格がボンネビルスピードマスターと似ている気がする
私の愛車 トライアンフ ボンネビル スピードマスターさんとなんとなく雰囲気が似ていた気がしました。
ローロングな感じが、始めた見たようで、なんか親しみがある感じ。
全長はナイトスターが2250mmに対してボンネビルスピードマスターが2195mmで大きさも少しナイトスターが大きいですが、シート高が705mmで一緒なのでスピードマスター同様に足つきは良いと思われます。
価格も180万から190万くらい。同価格帯ですのでなかなかライバルではあります。
クラシック感ではスピードマスターが圧勝ですが。
ちなみに価格はカラーで異なり、
- ビビッドブラック 1,888,700円
- ガンシップグレー 1,919,500円
- レッドラインレッド 1,919,500円
となります。
ちょっと高いですね〜975ccだと考えると150万円くらいが妥当かもしれません。
皆さんの参考になれば幸いです。