ライカQとは最強のお散歩カメラです。35mmフルサイズセンサー搭載で、さらに高精細液晶のファインダーを持ったM型ライカの進化系ともいうべきカメラです。手ぶれ補正付きで28mm F1.7という広角で明るいレンズを持ち、レンズを切り替えると最短17cmまで接写可能です。
クロップ機能の使うと、28mm固定式のレンズながら35mm、50mmでの画角で撮影できます。さらに2022年の現在、ハイエンド機は4千万画素も普通になっていますが、2420万画素という丁度良い画像のサイズ感で、SDカード容量が小さくても十分に撮影が1日楽しめます。こんなライカを約6年ほど所有しましたので最後にレビューをして終わりたいと思います。
目次
外観
外観はいたってシンプルなのがライカQの魅力です。無駄なものが一切ありません。
唯一無駄なのはライカの赤ロゴでしょうか。とても目立ちます。Q-Pモデルというプロ向けカスタムモデルではこちらの赤ロゴを排除し、より目立たないデザインをしている派生型も存在します。ライカを主張するには欠かせないポイントではありますね。
ファインダーも付いていますが、M型と違って完全液晶ファインダーなので採光窓もありません。
裏面は大きなディスプレイと十字キー、ボタンが6個しかありません。
いたってシンプルです。
ファインダーは368万画素もあり、覗くとかなり見やすく、2022年現在でもこれ以上のものは必要ないと感じさせます。
ディスプレイはタッチディスプレイなのでスマホのように扱えます。
軍艦部を見ていきましょう。
カメラ本体についているダイヤルはシャッタースピードダイヤルとシャターボタンとその周りの電源レバー、選択のダイヤル、録画ボタンのみです。
こちらにLEICAのロゴやマークはなく、「LEICA Q」とモデル名が刻印されているだけになります。
電源レバーは「OFF 電源オフ」、『S シングル撮影モード』、「C 連写モード」を表しています。
レンズのF値はレンズ側のリングを回すことで操作できます。
底を見ていきましょう。三脚穴がレンズの延長線上についていますね。
左側のドアはバッテリーとSDカードの挿入口になります。
バッテリーはこちら
蓋を開けるとこんな感じです。
バッテリーと、SDカードを並んで差し込みます。
バッテリーはコンパクトで非常に軽量です。
純正バッテリーは高いですが、一説によるとシグマのバッテリーと互換性があるとかないとか言われています。
↓シグマのBP-51互換バッテリー
付属品:レンズフードとキャップのクオリティーがすごい
レンズキャップがプラスチック製となった現代では異色の金属製のレンズキャップです。
レンズキャップは100%一回は落とすものなので、私は一度も外に持ち出さなかったほど高級感があります。
裏返すとこれまたすごい質感です。
カメラを傷つけずに保護する最高級のキャップです。
レンズフードは専用のものが付属しています。
一般的なレンズフードは「バヨネット式」と呼ばれる、4つほどの爪を合わせて半回転ぐらいさせれば簡単に取り外しができるものが多いのですが、こちらは想像の斜め上を行く「ネジ式」です。何度も何度もクルクル回転させてやっと取り付けられます。
ねじ式はかなりの精度が求められることは想像できるでしょう。くるくる回した先にぴったりフードが水平にならなければなりません。
それがなるんです。
さらにこのフードも金属製です。もうコストがかけられまくってます。
レンズフードには「MADE IN GERMANY」の文字が刻印されていました。
これは価値あるものです。
↓普段使い用に中華製もあります
ライカM3との大きさ比較
このカメラのルーツとも言えるM型ライカ代表の「ライカ M3」と比較していきましょう。
まず正面から見ると幅は若干Qの方がコンパクトですが、高さはQの方が背が高いです。
液晶画面と液晶ファインダーを搭載している分、高さは出てしまいますね。
厚みはM3の方が若干スリムでしょうか。
M型は結構スリムなので手の大きい方はQぐらいあったほうが良いかもしれませんね。
ちなみにライカQとズミクロン50mm付きM3の重さを持ち比べてみると、圧倒的にライカ Qが軽いです。
ライカQはレンズだけを持ち歩いているのかというくらいの重さです。
両者の軍艦部分をじっくり見てみるとQのシンプルさが光ります。おじさん世代にとってライカのライカ刻印は萌えポイントなのでQのシンプルさは寂しく感じます。Q-Pが欲しくなりますね。
今回は外観メインでお伝えしましたが、次回はライカQのレンズについて解説していきますのでお楽しみに!
次のページ:ライカQ(typ116)レンズの秘密【オートフォーカス・手振れ補正・マクロモード】
↓ライカQ関連社外アクセサリーをチェック!
保証・点検済み中古ライカQを買うならマップカメラ
マップカメラのライカQは点検済みなので安心です。
ライカQが発売したのは2015年6月20日。
早く購入された個体は、2022年現在で製造されてからもう7年となろうとしています。
機械製品は使用されていないとガタがくるもの。ライカQを使い倒している人は少ないので、中古の中には動きが鈍っているものも混ざっている可能性があります。
その点マップカメラは中古保証12ヶ月もついて安心です。
また、手が届かないと思う高額商品ですが、マップカメラの無金利ショッピングクレジットを使うと、分割にて購入することもできます。