さて、EICMA2019のBMWブース目玉の発表はConcept R18の販売正式発表かと思われたが、登場したのは「Concept R18 /2(スラッシュ ツー)」というビキニカウルや奇抜なカラーリングを施した派生モデル。
今回の発表では「コンセプトモデル」の域を出ない発表であった。
海外のスパイカメラの情報だと、Concept R18に両側サドルバッグがついたハーレーの「ストリートグライドのようなカウル付きモデル」や、「ロードキングのようなカウルなしのシンプルなツーリングモデル」がキャッチされている。
BMWのボクサーツインツーリングモデル量産型発表は秒読みかと思われていたのだがまだ早かったようだ。
期待していたので非常に残念。
こんなのハーレーに任せればいいのにと個人的に思う。
ビキニカウルって。
最近このような小さめのカウルをつける「クラブスタイル」のカスタムが欧米で流行っているらしい。
「ハーレー ローライダーS」が大注目な事だし、流行に乗っかった印象だ。
フロントフォーク、フレームがブラックなのはいいが、だったらエンジン全体、マフラーもブラックアウトしてほしい。ボクサーエンジンの存在感を出すためだろうが、統一感のない中途半端な印象になってしまっている。
シルバーやメッキパーツとブラックパーツが混在していると「後付け感」が出て個人的には気持ち悪い。
タンクやフェンダーにラインが入り、よりカスタムバイク感が出ている。
細かいデザインはさておき、全体を眺めてみると、無印のR18よりもスカスカ感が無くなったというか、身が詰まった感じになり、より量産型に近づいたのではないかと思う。
一歩前進か。
しかし私的にはConcept R18にはクラシカル路線を突き通して欲しかった。
量産後に限定モデルとしてこのようなデザインが出てきたらもっと感動しただろうなと個人的には思う。当然、「オールブラック」で悪そうなモデルでだ。
最後にEICMAのBMWブースでの記者会見での動画に発売時期について言及しているところがある。
会見によると、来年(2020年)の後半にBMWはクルーザーセグメントに参入すると、私の最低レベルの英語力で理解した。
あれ、「クルーザー」ってカテゴリーはBMWになかったっけ?
「K1600シリーズ」や「R1250RT」とかはなんだっけ?
と思ったが、あれは「ツアラー」のカテゴリーでした。
余談が入ったが来年が楽しみで仕方がない。
また欲しいバイクができてしまった。バイクという病である。
みなさんの参考になれば幸いである。