キックボードは子供のおもちゃのイメージがありましたが、大人でも通勤や近距離の移動手段として注目されています。もはや大人が乗っても恥ずかしくないほどの性能と知名度が向上しているのです。しかし、売れているがゆえに種類が豊富で何を基準に選べば良いか分からなくなってきています。自転車に比べて軽量コンパクトで家の中で保管できるので駐輪場のない一人暮らしにも便利です。
近年電動のキックボードが発売されていますが、原付バイクと同等の交通ルールの下に運転することが求められ、歩道での走行は不可なのは当然のこと、ヘルメットの着用や二段階右折など義務を怠ると道路交通法違反となるので注意が必要です。
今回は通勤通学にも耐えれて、子供から大人まで満足できる、人が蹴って進む人力キックボードの中で、あると快適に走行できる装備、選ぶべき商品をご紹介します。
これを押さえておくと安い価格帯のモデルと、高性能で高価なモデルの違いと選ぶべきポイントが分かるはずです。
目次
選ぶべきポイント① ブレーキ形式
キックボードのブレーキは大きく3種類です。ブレーキの種類でそのキックボードのグレードが決まると言っても過言ではありません。
・フットブレーキ
・ハンドブレーキ
・ハンドブレーキ(ディスク)
高性能順はディスク>ハンド>フットとなります。
フットブレーキは足でリヤタイヤを押さえつける原始的なブレーキで、ハンドブレーキは手元のレバーを引くことでリヤタイヤのリムかタイヤを押さえつける装置が入っているブレーキ、ディスクブレーキは後輪に円盤がついていて、その円盤を押さえつけることで減速します。
ディスクブレーキは車やバイクと同じ形式のブレーキで、ハンドブレーキは自転車ではおなじみのブレーキで性能的にはディスクブレーキが最も性能が良いとされています。
フットブレーキは後輪タイヤを物理的に上から押さえつけるので強力ですが、タイヤが消耗していくのがマイナスなポイントです。
キックボードの出た頃はこのフットブレーキだけのモデルが多かったイメージですが、原始的でわかりやすく、機械的なブレーキが故障した際にも使えるので補助的な意味合いで搭載されているものが多いです。
選ぶポイント② サスペンション機構
サスペンション機構が付いているかどうかもキックボードを選ぶポイントとなってきます。
サスペンションとはみなさんご存知衝撃吸収機構です。段差を乗り越えたり、荒い路面を走行する際に効果を発揮します。
サスペンションがないとちょっと大きい段差や盛り上がりで、つんのめって前に転ぶ可能性がありますので、サスペンション付きを選択することをお勧めします。
選ぶポイント③ タイヤの直径
タイヤの直径も選ぶ際に考慮に入れるポイントとなります。
自転車を思い出してみましょう。
近年は小径車といってタイヤの直径が小さい自転車が流行っていますが、ママチャリと呼ばれる自転車はタイヤが大きくありませんか。また、ロードバイクやマウンテンバイクなどのスポーツバイクはタイヤが大きいと思います。
これはタイヤが大きければ大きいほど、スピードが出て、なおかつ衝撃吸収性が良いということになります。
逆にタイヤが小さければ小さいほど、走行性能は落ちますが、漕ぎ出しの軽さや小回りがききやすくなって街乗りがしやすくなるというメリットがあります。
乗り心地や一漕ぎの進み具合を優先させるのであれば大径タイヤモデル、取り扱いのしやすさで選べば小径タイヤモデルとなります。
キックボードのタイヤは、大きいモデルでも自転車よりも十分小さいですので、一番大きいモデルを選んでも問題ないかと思います。
No.2 おすすめモデル SUNPIE・MEICHEPROキックボード (20cmビックタイヤ・ハンドブレーキ・サスペンション搭載)
7千円くらいで、ちょっと価格を抑えて高性能なものを買いたい方にオススメなのが「SUNPIE」・「MEICHEPRO」のキックボード。
メーカーは違いますが、OEMだと思いますので中身は同じだと思います。
特徴としては8インチ(20cm)の大きいタイヤで、前後サスペンションを搭載、ハンドブレーキはディスクではありませんがついていて手元でブレーキの操作ができます。
重量は5.6kgで少し重めですが、しっかりと作ってある証拠ですね。
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No.1 おすすめモデル SUNPIEキックボード (25cmビックタイヤ・ディスクブレーキ・サスペンション搭載)
このモデルはすごいです。
10インチ(25センチ)タイヤを搭載し、前後サスペンション、そして最高級のディスクブレーキを搭載して完璧なモデルとなります。
おそらく1万円近辺で買えるキックボードで最も高性能で乗り心地が良いモデルかと思います。
装備が豪華な分、デメリットは6.5kgと重量が重いことでしょうか。大人であれば持ち上がると思います。
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公道を走るならしっかりしたものを
今回紹介した2商品はキックボードとしては重くて、剛性感のあるしっかりとしたモデルとなります。
公園のサイクリングロードを走るのであれば、安価で軽量なモデルで良いのですが、予測不可能な公道だからこそしっかりと、ちゃんとブレーキの効くモデルをお勧めします。
皆さんの参考になれば幸いです。