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【変更点まとめ】Ibanez TS808HWV2が登場!

Ibanez TS808HWV2 Demo | TS808 hand-wired Ver2 Tube screamer | MEGABABY

突如、IbanezからTS808HWV2、ハンドワイヤードの改良版が出ました!TS808HW、ハンドワイヤードは2008年に発売してから16年にわたってラインナップされてきましたが、2024年11月に新たな改良を加えられて発売されます。

初代TS808HW

初代TS808HWは、Made in Japanにこだわり、選び抜かれたパーツを使用。さらにTS808はバッファードバイパスのところ、現代の主流であるトゥルーバイパスになって使いやすくなったこだわりの仕様でした。

初代TS808HWの価格は定価57,200円と高額。実売価格は4万円前後でしたが、TS808HWV2も同程度となるでしょう。

日本での正式な発表はまだですが、そのスペックを見てみましょう。

スペックの変更点・特徴まとめ

TS808HWV2
  • よりオリジナルTS808らしいデザインへの変更
  • オペアンプを「艶無しのJRC4558D」から「JRC NJM4558」に変更
  • 回路の最終段にブーストが追加され、最大出力レベルが+6dB増加
  • 日本製MOGAMI OFCケーブル(AWG21)採用
  • カスタムデザインのブラックアルマイトノブ
  • 標準2.1mm DCジャック(センターマイナス)
  • 必要電流:7mA@9V 11mA@18V (前作は8mA@9V)

まずデザインが変わりましたね。TS808HWはオリジナルのTS808とはちょっと違ったシンプルなデザインでしたが、V2になってフットスイッチ周りのデザインがオリジナルのTS808っぽく変更になっています。また、ツマミ付近のデザイン、そしてブラックアルマイトのノブになっていますね。

オペアンプの変更も大きい変化です。数多くのプロトタイプを経て、Tube Screamerの伝説的なサウンドを実現するには、JRC NJM4558オペアンプが不可欠であった、と商品説明ページでは書かれています。前作のハンドワイヤードはTS808とはちょっと異なったキャラクターで、より現代的な感じ、というレビューもあったようですので、V2ではよりビンテージTS808路線にチューニングしたということでしょう。

面白い変更点は、ケーブルが標準2.1mm DCジャックをそのまま挿せるようになった点でしょうか。

TS808の名を冠するモデルは「1/8″ ミニプラグ変換コード」が付属し、この変換を使わないと一般的なエフェクター用の電源を取ることができませんでしたが、今回は直でエフェクター用のDC電源に挿せる仕様になっています。これは大きい進化ですね。音質的にもおそらく変換をかますよりも直の方が良いと思います。

電源に関して言うと、18V電源も使えるようになったのようですね。公式で18V対応になったのは、また違った音作りには良いと思います。

回路の最終段にブーストが追加され、最大出力レベルが+6dB増加していると言うので、LEVELを上げていくと、本家TS808よりも音圧があって違いは感じられそうです。

日本での発表はまだ

ANTEPRIMA ASSOLUTA! Ibanez Tube Screamer TS808HWV2 2024!

Made in Japanが売りの商品ですが、2024年11月1日現在では日本での公式発表はまだです。これから発売日や価格が発表されてくるでしょう。

前作のTS808HWは、高額で、音もオリジナルのTS808の丸みのあって温かみのある音とちょっとニュアンスが異なり、よりギラっとして現代的な雰囲気の味付けと言うことで、そこまで熱狂的なファンがいたイメージはなかったのですが、この改良型のTS808HWV2は、オペアンプを変更するなどして、よりこだわってチューニングされた感じがします。

公式の動画を見た感じでは、TS808系らしいザ・チューブスクリーマーの音ですが、HWV2だからこその音か???と言う感じはします。そこまで特徴的な音には感じませんでしたが、正統派なTS808系の音がします。今回で改良があったようにブースター的に使うと大きく違いが出ますかね。

現行のTS808リイシューモデルはお手頃価格でスタンダードなモデルなので、いわゆる高品質で特色のあるブティックペダルを好む層にはあまりウケは良くないかと思いますので、価格が高くても質が良いものを好む層向けのペダルかと思います。

TS系ペダルといえば、ビンテージNOSパーツを使用したりして80年代のビンテージの音により近づけたMODが多く、高値で販売されがちです。しかし、TS808HWV2はビンテージに近づけたと言う表記はありません。本家Ibanezとしては、過去ではなく、新たな傑作を作りたいのでしょう。

パーツにもこだわっていると言うので、実際のアンプから出る音は分厚い感じになるでしょうね。

実物が出るのが楽しみです。

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