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【至極のエイジング】Les Paul Custom 1957 Murphy Lab Ultra Light Aged(2024年製)の各部詳細を見る!

憧れの2024年製、現行のレスポールカスタムを手に入れました。弾き心地は、なんともいえない倍音感と言いますか、楽器とその周辺の空気が揺れて音が出る感覚がします。これは今まで使ってきた3万円のレスポールタイプのギターでは感じられない特別な感覚だと思います。

ギブソンカスタムショップの最高峰とも言える「Murphy Lab」シリーズ。その中でも、ハムバッカーを搭載した1957年のレスポールカスタムを再現した「1957 Les Paul Custom Ultra Light Aged」は、まさに至極のエイジングを施された珠玉の一本です。

Murphy Labのエイジド具合は一番軽い「ウルトラライトエイジド」。ちょっと遠くから見るとあまりエイジド感は伝わらないですが、至近距離で見ると拭き傷やウェザーチェックが入っていて、何十年と時を経ているかのような存在感があります。

2024年5月の在庫状況を見てみましょう。2024年モデルの1957 レスポールカスタムの中でも、マーフィーラボ「ウルトラライトエイジド」は年始の1〜3月の一時期に日本に入ってきましたが、春を過ぎた現在では在庫がない状況です。

5月現在では楽器店特注のカタログ外の「ヘビーエイジド」というエイジドが一番強いモデルでかなり塗装が剥げているモデルしか在庫がない状況です。しかし、これもすぐ売れてしまうでしょう。

今回ご紹介するのは一番エイジド具合が弱い「ウルトラライトエイジド」。新品ですが、物置の中にしまわれて何年も寝ていたかのようなビンテージ感溢れるレスポールカスタムをチェックしていきましょう。

こだわりのスペック

エイジング加工だけではなく、スペックも当時のモデルを忠実に再現しています。

Les Paul Custom スペック
  • 1ピースマホガニーボディ
  • マホガニーネック
  • エボニー指板
  • アンポッテッドカスタムバッカーピックアップ

1957 レスポールカスタムといえば1ピースマホガニーボディ。分厚い1枚のマホガニー材から削りだされたそのボディはなんともいえない温かみのある演奏体験をもたらします。

これらの厳選された素材とパーツが、豊かな sustain と煌びやかな高音域を生み出し、まさに50年代レスポールカスタムサウンドを体現しているのです。

ケースからウルトラライトエイジド

ケースはシンプル。カスタムショップのケースといえばブラウンのもののイメージがありますが、レスポールカスタムはブラックカラーのケースです。

ケース表皮にエイジド加工はありません。

ケース表面にGibsonの文字はありませんが、Gibson金具が光っています。

金具はキラキラ新品ではなく、ちょっとエイジド加工が施されています。

ウルトラライトエイジドは適度に弾かれて何年も経ているという設定ですので、金具の劣化感は、外に出さず家で大切に弾かれたいた感じを忠実に再現していると思います。

付属品・認定書

付属品の説明書類はケースの中に色々入っていましたが、英語で書かれているのでよくわかりません。

フェンダーカスタムショップのギターのようにフェンダーオリジナルピックやストラップなどの付属品はありません。これは残念ですね。どうせ勿体無くて使えないのですが。。。

黒い丸いバックプレートが付属しておりますので、裏のギブソンカスタムショップメダリオンを通常の黒いバックプレートにすることもできます。

認定証は小さめ。シリアルナンバーが手書きで書かれていて認定されています。

ダイヤモンドヘッドインレイ

レスポールカスタムといえばダイヤモンドヘッドインレイ。ヘッドにあるこのインレイはカスタムだけ。

レスポール スタンダードにはこのインレイは無く、「Les Paul」という文字となっています。

さらにトラスロッドカバーに「Les Paul CUSTOM」と書かれています。

ペグは50Sスペック

またペグは樹脂製のクルーソンタイプなのも1957レスポールカスタムの特徴です。

裏はワッフルバックです。

1968レスポールカスタムは金属製でゴールドに輝くペグとなります。

エボニー指板

レスポールの指板材といえばローズウッドですが、レスポールカスタムはエボニー材を使用しています。

エボニーは指板が真っ黒なのが特徴的で、この指板材でしか出せない音があるようです。

エボニー材が枯渇すると噂された2010年代には「リッチライト」という合成材が使われていましたが、今はエボニー材を使う体制に戻ったようですね。

ネックは太い

ネックが太いのも1957モデルの特徴です。

ネックのプロファイルは「50s Rounded Medium C」で、現代のギターよりは厚みがあるラウンドネックとなっています。

一部の弾き方を除いて普通は気にしなくても良いかと思いますね。

普通のコードを押さえるには、むしろ押しやすいのですが、親指を握り込んで6弦を押さえるようなスタイルの場合は、手が小さいと苦労します。

私は手が小さいので、親指で6弦を抑えて5弦をミュートみたいなことをやろうとするとポジションによっては指が届かず、なかなか厳しい場面もあります。その人の手の大きさや、曲によっては弾けないものもありますので、割り切りも必要です。

ピックアップ

ピックアップはCustombucker Alnico 3 (Unpotted)を搭載。

傷やくすみが加わったライトエイジド加工のゴールドハードウエアが、経年劣化を感じさせます。

アルニコ3マグネットとアンポッティング加工の組み合わせにより、温かみのあるサウンドと煌びやかさを兼ね備えた、非常に魅力的な音色を生み出します。

アンポッティング加工により、ピックアップのコイルがワックスで固められていないため、高音域の煌びやかさが増します。しかし、アルニコ3マグネットの温かみのあるサウンドも維持されるため、キンキンしたような耳障りな音色ではなく、自然な煌びやかさを実現しています。

マホガニーの温かみのあるサウンドと、Custombucker Alnico 3 (Unpotted) の温かみのあるサウンドが相まって、非常に豊かな音色になります。

トグルスイッチ

トグルスイッチの操作は他のレスポール同様に上がフロントピックアップ、中間が両方、下がリヤピックアップというセッティング。

スイッチの上のゴム部分は出荷時は白ですが、付属でちょっと濃いクリーム色のものがついてきますので、お好みで変えられます。

コントロールノブ

コントロールノブにも1957レスポールカスタムの特徴が出ています。

このノブにもエイジド加工がなされていて、若干の色褪せや塗装ハゲのような感じが再現されています。

レスポールスタンダードだとゴールドのものがついていますが、1957レスポールカスタムは樹脂製のブラックの「Butyrate Black Top Hats」です。

1968レスポールカスタムだとこれが「Black Witch Hats with Gold Inserts」でトップがシルバーでより尖ったハットノブみたいな感じになります。

ウルトラライトエイジド加工の感じ

マーフィーラボのウルトラライトエイジドとはどの程度のエイジド加工なのか気になるところでしょう。

全体的に拭き傷のようなヘアラインが入っていて、純粋に滑らかで真っ黒な場所はありません。

そしてウェザーチェックのラインがスッと僅かに入っています。

ウルトラライトエイジドでは適度に弾かれた楽器をイメージしておりますので、塗装のハゲはありません。

全体的に拭き傷のような線は入っていますが、触ると非常に滑らかで、物理的に線を入れているのではないことが分かり、マーフィーラボの技術の高さを感じることができます。

さらに塗装は薄いラッカー塗装ですので、木材の鳴りが活きやすく、より自然な音色と豊かな sustain を得ることができます。

究極のエイジングとサウンドを追求した至極のギター

歴史を超えた風貌と極上のサウンド

マーフィーラボ 1957 レスポールカスタム ウルトラライトエイジドは、数十年の時を経たヴィンテージギターのようなリアルなエイジング加工と、こだわりのスペックを備えた、まさに至極のギターです。

音を鳴らすと、楽器周辺の空気が揺れているような響きをします。

私は3万円くらいで購入したエビフォンのレスポールスタンダードタイプのギターを使っていましたが、やはり安価なギターですと、弦だけが鳴っている感じがして、楽器が響く感じがしませんでした。

ですが、そこはギブソンカスタムショップ製、マーフィーラボのレスポールカスタムです。

ワンピースマホガニーボディということもあり、今までエレキギターで体験したことのない独特の空気や楽器が響くような鳴り方をします。アンプに繋がなくても弾いていて心躍るような音がします。

リアルなエイジングの追求

経年変化によるウェザーチェック、傷、塗装剥がれなど、細部までこだわったエイジング加工は、まるで数十年の歴史を積み重ねたヴィンテージギターのような風貌を再現しています。

さらに、弾き込まれたギターならではの滑らかな感触や、経年変化によって生まれた独特な音色までも忠実に再現し、本物のヴィンテージギターと見間違うほどのクオリティを実現しています。

こだわりのスペックが所有欲を満たす

1ピースマホガニーボディによる豊かな sustain と煌びやかな高音域、マホガニーネックによる温かみのあるサウンドと豊かな中音域、エボニー指板によるクリアな音色とアタック感、アンポッテッドカスタムバッカーピックアップによるパワフルで歯切れの良いサウンドなど、厳選された良質な木材とパーツが織りなすこだわりのスペックは、まさに極上のサウンドを追求したと言えるでしょう。

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