ライカQはズミルックス28mm F1.7という広角レンズながら非常に明るいレンズを持っているので、非常に暗所撮影は得意としていますが、それをさらに支えるのがフルサイズCMOSセンサーによるノイズの少ない絵作りです。
フルサイズセンサーながら2,420万画素に抑えていることがこの評判の良いセンサーの特徴です。画素一粒の大きさを大きくしてよりノイズの出にくいセンサーとなっています。
高感度耐性にも定評のあるライカQの常用感度はISOいくつまで使えるのか検証してみましょう。
下の作例は薄暗い屋内で、全て絞り開放で撮影しています。
さらに50mmのクロップ撮影をしているので、標準レンズの写り方をしています。
明るさ調整やノイズ除去等の加工は一切しておりません。
ISO100や200は問題ないことはわかっているのでISO400から最高ISO50,000まで見ていきます。
目次
ISO400
結構アンダー目の露出となることが多いです。
ISO800
ISO1,600
ISO3,200
ISO6,400
ISO12,500
ISO50,000
ISO50,000まであるのですが、小さいサイズで見る分にはISO12,500でいけそうな雰囲気はありますね。
ISO50,000までいくとザラザラ感とカラーノイズが抑えきれずに顔を出しますが、このライカQが発売された当初は異次元の高感度耐性でした。
流石にISO12,500はざらつきは残っていますが、ISO6,400までは拡大しなければ常用といったところでしょうか。
暗所でよほど絞って撮影しない限り大丈夫な感じがします。
ハッとする描写
太陽光と薄暗い部屋の描写なんか最高ですね。
絞り開放の描写力は、その甘さゆえに悪い方に転ぶことも多いのですが、良い方に転べばそのとろけるような世界観に引き込まれます。
上の写真も散らかった屋内の風景ですが、ライカQにかかれば何かの世界観が見えてくるかもしれません。
皆さんの参考になれば嬉しいです。