この本は「今までのホリエモンの本の内容」×「スマホ」。つまり、目新しい情報はほぼない。ファンの方で全巻読んでますという方は、買うとガッカリするかもしれない。でも、スマホの使い方という視点のずれで、わずかばかり論点をアップデートしているのがこの本のずるいところだ。
↓私が好きな「あり金は全部使え 貯めるバカほど貧しくなる」の内容もふんだんに入っていた。こちらもおすすめである。Kindle版はかなり安くて驚く。
肝はスマホで「情報収集」しよう。スマホで「無駄な時間」をなくそう。ということだ。
これからの時代に稼ぐためには発信しなければならない。
稼ぐ人間になるためにはどうすれば良いのか?
それは「スマホ」をどう使うかにかかっている。
目次
スマホは「娯楽」の道具か、「知識を得る」のための道具か。
スマホで「情報を得る」側か、「情報を与える」側か。
自らに問う必要があるだろう。おそらく前者の方が多いだろう。
スマホは電話やLINE、動画視聴、そしてゲーム。
ヤフーニュースなど情報を得てはいるが、大まかな社会の流れやゴシップばかりで、正直「知識」が増えているかと言われればそうではない。
スマホの力で能動的に情報を得よう、発信しよう。
そうすれば現代で稼ぐ力はつく。
スマホで時間を獲得しよう!
堀江さんは電話をしないというのはもはや有名だ。なぜかというとメールの方が拘束時間が短いから。
その1分1秒を自分の成長のために使おうというのだ。
ここで「スマホ」が出てくる。
そのメールもPCではなく、スマホで短く。
「お世話になっております」なんて、堅苦しいものは使うな、短文で良いのだ。
実際に会ってみたがりも注意。
実際、会っても新しい情報は出なかったりする。著名人の講演会なんてまさにそうだ。
尊敬できる人ができると、会いたくなるのが人間というものだ。実際にセミナーとかに行ってみても内容は、本と同じ内容だったりする。
本音をいうとありがたみを感じに行く人も多いであろう。
質問も人並みのものしかできない。
堀江さんの場合は、質問で多いのが「これから伸びそうな分野」とか「やりたいことがないので、どう見つければ良いのか」だそうだ。答えはだいたい本とかYouTubeで話されている。
つまり、その人と対等でないから質問も月並みなのだ。自分のレベルが上がればおそらく流れで直接会うことができるのであろう。
スマホは最新機種を使え!
他の著書でも同じような話はあるのだが、「スマホ」をテーマとした本だと違って聞こえる。
確かに、時代のトレンドを語る人が、iPhone5とかガラケーとか使っていたら説得力がない。
私は型落ちの安いものを狙いがちな人間なのだが、妙に納得。
最新のものを持っているとそれだけでネタになるのは確か。感度の高い人であると印象付けることができる。
さらにそのレビューができたら完璧だ。そうやってシェアすることでいろいろなものが集まってくる。
「財」ではなく「スマホでの体験」に価値がある
最近の20代以下の若者はそうでもないようだが、やたら人間はものを欲しがり、溜め込む。人間の本能はそうなっている。
これからはそういうものの所有による満足感ではなく、「スマホ」からもたらされる「情報」や「経験の共有」、その発信に対して来る反応から得られる満足感、「個人の価値を高める」行為を楽しむのだ。
ものを極力減らして身軽になり、行動、体験しよう!
スマホで英語、そして勉強
スマホの言語モードを「英語」へ。
「TED」もいい。
自分の好きなスポーツや、好きなテーマの英語を聞くことで上達する。
最近では「スタディサプリ」などのオンラインで勉強できるアプリも続々と出ているので、もはや予備校やセミナーに行かなくても勉強できるツールは揃っているのだ。
正直、目新しい情報はないが「スマホ」を使って実践してたんだなと感心する。
「電話には出ない」、「発信しろ」とか、堀江貴文さんファンにとってはどこかで読んだことがある、聞いたことがある内容しかない。
しかし、その行動を「スマホ」を用いてほぼすべてできることがこの本でわかるであろう。
ある意味復習だ。
私にとってその意味では価値のある本となった。
このページでは、本の内容を本の一部紹介したに過ぎないので、興味のある方は買って読んでみてほしい。