この本は、なるほどなるほどが多すぎて伝えたいことが多くなる。
お金の使い方に関しても、金川さんはアドバイスを送っている。
お金の悩みは尽きない。
年を重ねていくにつれ、ものが欲しい!と思っても、これがやりたい!と思ってもイマイチ気持ちよくお金を使えない自分と向き合うことになる。
ここで使っていいのか、それともここは何も動かず黙って貯金にするのか。
悩みに悩んで、後回し。すると欲しい気持ちが多くなり、ネットで夜な夜な調べたりして時間を奪われていく。
お金がなくなるよりはいいのか、それともそれは間違いなのか。
貯金をすることが未来のためなのか、使うことが未来のためなのか分からないのだ。
こんな悩みにこの本はとても参考になる。
お金を使うということは、アウトプットのことなのだと。
とにかく未来のためにお金を使いなさいと言っている。自己投資と言う考え方だ。
また分かりやすい例があった。不動産や株といった他己投資は言い訳ができるが、本などで勉強する自己投資は言い訳ができないということだ。
確かに株は社会情勢とか、会社の業績のせいと何かのせいにしてしまいがち、というかする。そして自分の選択にもかかわらずイライラするのである。
一方、自己投資にも当然リスクが伴う。でも身につかなければ全て自分のせいで言い訳ができない。だから必死にやるはずだ。
お金を使って、何も残らなかったらどうしようとか、破産したらどうしようとか考えてしまいがちだが、リスクを恐れずに使うのです。未来の自分を信じて使うのです。リスクをとらなければ得るものは小さいのだ。
この考え方が正しいようだ。
さらに勉強以外にも自己投資しなさいという。
衣食住を一流にするのだ。
よく言われる月収の3分の1の家賃の家ではなく、それ以上の良い場所に住み、服や靴、腕時計に投資するのだ。
目標年収の10%を自己投資に回すのだ。1,000万円が目標なら100万円…。
人間は余裕のある人より追われている人の方が威力を発揮するらしい。芸人がよくやるやつだ。
腕時計はロレックスで、車はフェラーリ、スーツはオーダーメイド。
クラクラしてくる。私はオーダーメイドスーツくらいから始めてみようと思う。
お金があるフリをすることも大事だそうだ。使えば入る。引き寄せの法則。
初対面の人は見た目が100%だ。高級なものを身につけると、自分を仕事を好きになっていくらしい。
女子がよく言うネイルみたいなものだ。私のような男にはそういうのが欠落しているので、とても参考になる。
お金持ちだから良い時計をしているのではない。その逆だ。良い時計をしているから出世できるのだという。実に面白い。見た目で損しないのがこれからの私の目標だ。