
2025年モデルとして登場したスズキの新型DR-Z4SとDR-Z4SM。400ccクラスとして軽量な151kg・154kgの車体を持ちながら、シート高はそれぞれ920mm(4S)と890mm(4SM)と高めで、足つきに不安を覚えるライダーも多いでしょう。
本記事では、身長168cmのライダーが実車展示車にまたがり、横から撮影した実車写真を交えながら足つき性を徹底検証します。ローシート装着時の効果や、片足着きでの接地状況もリアルに紹介し、購入を検討する際の参考になる情報をお届けします。
目次
跨った印象:スリムな車体で好感触

実際に跨ってみると、タンクやシートが細く、サイドカバーも横に広がっていないため、足は横に大きく広げず真下にスッと下ろせるのが好印象です。足の自由度は高く、車体の絞り込みも感じられます。
ただし、シート高が高いことに変わりはなく、両足の場合はつま先すら全く接地せず。足がプランプラン状態です。
片足での接地でも親指の付け根で支える程度。足つきの不安は常に残ります。
横から見た足つき:両足は完全に浮く

スペック上ではシート高はそれぞれ920mm(DR-4S)と890mm(DR-4SM)。
DR-Z4SとDR-Z4SMのシート高差は30mm。しかし実際には、どちらも両足を下ろすとつま先すら地面に触れず、足が完全にプランプランと浮いてしまう状態です。

展示車のDR-Z4Sは純正ローシート(約30mmダウン)装着車でしたが、効果を感じるほどの足つき改善はなく、通常シートなら片足すらさらに厳しいでしょう。
片足着きもシビア

腰をずらして片足のみ地面に着けた場合でも、踵までしっかり接地することはできず、親指の付け根で支えるのが限界です。
停車時のバランス取りや取り回しには慣れが必要で、傾斜地やオフロードでの停車には注意が求められます。
車体の軽さが安心材料

それでも、DR-Z4Sで151kg、DR-Z4SMで154kgという軽量な車重が安心材料になります。
私は普段トライアンフ タイガー900という、車重220kgくらいの大型アドベンチャーバイクに乗っていますが、それと比べるとDR-Zシリーズはシートが細く、軽量なため、取り回しの面で“気軽に乗れそう”と感じられる部分があります。足つきは悪くても、車体の軽さと細身さが心理的ハードルを下げてくれます。
足つきで選ぶよりスキルで選ぶバイク

数字上はシート高差が30mmあり、DR-Z4Sならローシートでさらに低くできますが、どちらも「両足が着くようになる」レベルにはならないのが現実です。
したがって、足つき性だけでモデルを選ぶのではなく、片足立ちや体重移動といったテクニックを駆使して扱えるスキルがあるかどうかで選ぶべきバイクといえます。軽量なボディのおかげで、経験者なら十分楽しめる1台です。
皆さんの参考になれば幸いです。
おすすめ関連記事
スズキDR-Z4SとDR-Z4SMの違いを徹底比較|どちらを選ぶ?
【実車チェック】スズキDR-Z4SM徹底解説|400cc軽量スーパーモタードの装備・スペック
【実車チェック】スズキDR-Z4Sのスペック・魅力を徹底解説!400ccで151kgの軽量デュアルパーパス
2025年新型 スズキ GSX-8TT 徹底レビュー|ヘッドライトカウル付きネオクラシックの魅力と装備・スペック解説
【2025新型】スズキGSX-8T登場!サイズ・装備・価格予想まで詳しく解説
PR:買い替えを検討されている方へ
冷静に査定するなら数社相見積もりが賢い売り方
私はハーレー ストリートグライドを納車してローン残ありにもかかわらずすぐ売った経験があります。重すぎて正直すぐ手放しました。
正直、気が動転していて「ローン残あり」でもすぐ買い取ってくれる「バイク王」に飛び込みましたが、冷静に考えたら他社はもっと高く買ってくれたかもと後悔しています。でも無料なので一度査定してみるのはありです!
バイク王無料査定申し込みは簡単!

>>バイク王の詳細はこちら


イエローハットグループのバイク館もおすすめ

>>バイク売るなら高価買取の【バイク館へ】/東証一部上場YellowHatグループ

