Ibanezのペダルチューナー「BIGMINI」を購入しました。これまでは安いクリップチューナーを使用していましたが、反応が遅くてイライラしていました。そんな時、いわゆる一流メーカーのものは1万円を超える中、7000円前後というAmazonで安過ぎず、高過ぎずというペダルチューナー「BIGMINI」を見つけて購入。
ギター演奏において、正確なチューニングは欠かせません。しかし、チューニングメーターが小さかったり、見づらかったりすると、ストレスを感じてしまいますよね。
そこで今回は、Ibanezから発売されたペダルチューナー「BIGMINI」の最大の「デメリット」にも触れながらレビューします。
目次
パッケージ・開封
パッケージはブラック基調で本体がプリントされ安っぽくない感じがします。
箱をどこから開けるか最初分かりませんでしたが、短い辺のところから引き出すように開けます。
すると、取扱説明書が現れます。
説明書の下にビニール袋に包まれたチューナー本体が鎮座しております。
メリット:コンパクトで持ち運びに便利なサイズ
カラーはガンメタリックでかっこいいです。
BIGMINIの最大の特徴は、そのコンパクトなサイズです。
サイズは幅53.5mmX縦93.5mmX厚み50.0mm。重量は170グラムと軽量です。
一般的なコンパクトエフェクター半分ほどのサイズで、エフェクターボードに組み込みやすいだけでなく、持ち運びにも便利です。ギターケースに入れておけば、練習場所やライブハウスでもすぐにチューニングできます。
エフェクター右側がギター側の「INPUT」があります。
左側はアンプ側の「OUTPUT」端子があります。
上部にDC電源差し込み口があります。一般的な9Vのセンターマイナスが適合します。
裏面にはゴム足が付いていて滑りにくくなっています。
スイッチは硬過ぎて最初壊れているのかと思う
このペダルチューナー最初の壁があります。
それはスイッチが硬くて、なかなかスイッチを入れられない壁です。
力加減が難しいというのか、他のエフェクターと同じ力の量で押すとスイッチが入らないのです。
他のエフェクターの倍の力で押しましょう。そうすると「パチン」と音がしながらスイッチが入ります。
あえて硬くして、安易にスイッチが入らないように工夫されているような気がします。
メリット:トゥルーバイパス
このチューナーはトゥルーバイパスですので、スイッチを入れない時にもアンプへ音が出力されます。
また、音質の劣化がないので安心です。
安いペダルはこのトゥルーバイパス構造となっていない場合があるので、音痩せ、音質の劣化が発生する場合があります。
そこはエフェクターメーカーであるアイバニーズの安心感ですね。
メリット:反応がとにかく速い・高照度LEDで見やすい
びっくりするのは反応の速さ。
スイッチを入れて、弦を弾くと瞬時に音程を示してくれます。
またLEDの照度も高く、はっきりと表示を読むことができます。
デメリット:スイッチを入れると音が出なくなる
最大のデメリットはチューナーのスイッチを入れると音が出なくなる点です。
それはスイッチも固くなりますね。誤作動防止の意味も込めてあるかと思います。
これは個人的には意味が分からないくらい不満点です。
商品ページには以下のような注意書きがありました。
・チューナーON時にOUTPUT出力はありません。
これは今なら分かりますけど、初心者には分からないと思います。
OUT PUT出力はありません、ではなく、音が出なくなります、と書いて欲しいところです。
これが分かっていれば買っていなかったと思います。買ったらまあいいかと思いますが。。。
私も万年初心者みたいなものですから、このチューナーを見ながら、覚えられない指板の音を照合したり、チョーキングした際に音がちゃんと合っているのか確認するためにも、安いクリップチューナーをやめて、このチューナーを買ったわけです。
あと弾きながら音が狂ってないかが確認できたりもするわけですが、これではできません。
まあ練習であれば、音が出なくても音の確認はできなくはないということはあります。
また、アンプから音を出さずにチューニングできるというのは、静かですので周囲への配慮という点ではメリットでもありますね。
デメリット:角度によって英字が見にくい
音の英字が見にくい角度があるというのがデメリットです。
立って見下ろす場合は支障がないかと思いますが、座って角度のついた位置から見ると、「A」「B」なのか、「E」なのか「F」なのか下の横棒が見えずに違った音でチューニングしていることがありました。
座ってチューニングするときは上の写真のようにチューナー本体を立ててチューニングした方が良いと思います。
後悔させない、圧倒的なコストパフォーマンス
BIGMINI最大の魅力は、なんといってもそのコスパの高さです。高精度なチューニングエンジン、豊富な機能、持ち運びやすいコンパクトなデザインを備えながら、7,000円前後という価格には驚きを隠せません。
いわゆる一流メーカーのチューナーは大体1万円を超えます。
チューニングする際に音が出なくなるという最大のデメリットはありますが、気にならなければ7千円前後で買えるチューナーペダルとしては安ぽくないしコスパが良いのではないでしょうか。
チューニング精度と、なんといっても反応スピードは申し分ないです。
これを使っておけば十分でしょう。
有名ペダルメーカーであるアイバニーズの商品ですから間違いありません。
BIGMINIは、そのコンパクトなサイズ、見やすいディスプレイ、高精度なチューニングなど、多くの魅力が詰まったペダルチューナーです。特に、初心者の方や持ち運びが多い方におすすめしたい一品ですね。
安価なクリップチューナーからのステップアップにはちょうど良いペダルチューナーかなと思います。
「チューナーなんてどれも同じでしょ?」と思っている方も多いかもしれませんが、BIGMINIは価格以上の価値を提供してくれます。
実際に使ってみて、その精度や機能性の高さに、きっと満足いただけるはずです。
↓商品詳細ページはこちら
最終的には全弦チューニングできるtc electronic POLYTUNEにいきたいんですけどね。