ハーレー ローライダーSの2020年モデル。FXLRS。
そろそろ伝説になりそうな気配もしているが、2020年1月現在、まだ生産終了アナウンスもない現行車である。
そんな限定モデルのローライダーSに試乗する機会があったのでその興奮を残しておきたい。めったにない試乗インプレである。
試乗時間は約20分程度。公道で行った。
目次
納車説明動画!
最近、いい感じの納車説明動画がアップされていたので共有したい。
写真は撮ってなかったので、以前の見学時の使い回しで申し訳ない。
まず足つき。
身長168cmの私。レッドウイングのブーツを履いてだがベタ足。
重心は低く感じ。倒れるそぶりはどこにもない。
私のボンネビル スピードマスターと似たような感じだ。
スタンドからの引き起こしはスピードマスターの倍くらい重いが、直立させれば不安感はない。スピードマスターより少しタイヤが細いが、低速走行や信号待ち時でのぐらつきはなかった。
ポジション。乗車感。
ミッドコントロールなのでニーグリップができる。
ハーレーのソフテイルでフォワードコントロールのモデルは、エアクリーナーがちょうど膝に当たるので、はさむものが意味わからなくなるものだがこれはタンクの付け根をはさむイメージ。
初心者でもとっつきやすいポジションだと思う。
少し足をあげればステップがある感じは安心感がある。
ハンドルは少し遠い。
やはりこのモデルの一番のネックはハンドルの位置であろう。
身長168cmの私だと少し遠く感じる。現在のスピードマスターだと体が起きているポジションなので、少し前かがみになるポジションには違和感がある。
猫背で前かがみになりさらに腕をピンと伸ばすポジションになり、長時間は疲れるかもなと思った。背中の肩甲骨が伸びる感じ。20分くらいの乗車時間であったが少し肩がこるような感触。
おそらく慣れの問題だとは思う。シートのかなり前に座れば少しましと言う程度。
もちろん、曲がるときは少し前に座らないとハンドルがきれないので注意。
もちろんハンドル周りのパーツでいかようにもできるのだが、見た目がダサくなるので考えものである。私はハンドルをあまり高くあげたくない派である。
このモデルは見た目のかっこよさ最優先で、快適性は捨てる気持ちが必要。
ニュートラルめっちゃ入りやすい!
2017年モデルのミルウォーキーエイトモデルに乗ったことがあるが、ニュートラルに入れるのに苦労した思い出がある。
しかしこの2020年モデル。難なくニュートラルに入る。びっくり!
スピードマスターと同じで1速の上に段が付いている感じでサクッと入る。
これは驚いた。乗りやすい!
半端ないトルク感!エンジン音!
ボンネビル スピードマスターの排気量は1200ccで、ローライダーSは1868cc。その差は668ccなわけだが、トルク感は体感で倍くらい違った。
スピードマスターが「ドコドコドコドコ!」な感じであれば、
ローライダーSは「バリバリバリバリ!」と言う音がする。
迫力が段違い。そしてトルクで腰が痛くなるので注意だ。
トルクありすぎてエンストしない!
正直、信号待ちからの発進で何度かミスったが、一度もエンストしなかった。
正直驚き。
トライアンフとの操作感の違い。
やはりトライアンフとクラッチのつながる位置、スロットルの遊びの具合が全く違う。
クラッチはトライアンフよりも早くつながり、
アクセルの遊びはハーレーの方が多いような印象だった。
なので何度もエンジン回転が落ち込んでエンストしそうと言うかエンジンが止まりそうになったが、そこは1800ccパワーで押し戻してくれる。
初心者にはありがたいバイクだった。
エンジンブレーキがマイルド!
スリッパークラッチが入っているのかと思った。
スピードマスターだと5速以上にあげないとガツンとエンジンブレーキがかなりかかる。よく言えば古き良き味のあるバイクといった感じ。
ローライダーSは3速でスロットルを戻してもガツンとくるエンジンブレーキがかからなかった。もちろん多少はあるがマイルドだった。
ビキニカウルは防風効果が少しあった!
公道であったので60km/hぐらいまでしかスピードを出せていないがビキニカウルは多少の防風効果を感じられた。
スピードマスターのようなカウルなしモデルだと直で風を受けるが、ローライダーSは風はあるものの直風な感じがしなかった。
私の身長だとポジション的に猫背になって、少し伏せポジションになるので、高さ的にはちょうどアゴぐらいにカウルの先端がくるイメージ。
この体勢だと「カウルなしのモデルよりはまし」と言う感じになる。
スピードメーター、タコメーターが視界に入らない!
これが一番驚いたのだが、メーター類が視線を落とさなければ全く見えないということだ。
当たり前だが、運転をするときは正面を見る。スピードマスターもそうだが正面をみればスピードメーターも見えるようにバイクは普通は作られている。
しかし、こいつは違った。
上段のスピードメーターは少し視線を落とせば見えた。こちらにウインカーやギアポジションインジケーターが出るのでたまに見る。
問題は下段のタコメーター。少し顔を下に向けないと見えないレベル。あったんだ!っていうレベルだ。知識ゼロでこのモデルに乗るともしかしたらタコメーターの存在に気付かないかもしれない。
率直な感想。
上の写真の人は結構体がでかいと思う。
今回試乗してみてこのモデルは腕が伸びきるポジションなので、これで長時間は疲れるかなーとは思った。
1868cc。パワーがありすぎるので、しがみついている感じもあり、乗らされている感はある。
しかし、「エンストしにくい」、「ポジションの良さ」、「低重心」、「ニュートラルに入りやすい」点を見ると「乗りやすいバイク」と呼んで良いと思う。
ただ、乗っている分にはだろう。
300kg以上あるので押し引きは地獄である。
クラッチ激重!
また、クラッチはボンネビル スピードマスターと同じかちょっとそれよりも重いので、注意だ。相当重いぞ。
実は試乗車にクラッチを軽くする「VPクラッチ」と言うパーツがつけられていたので、激軽で、運転は快適だった。
クラッチ重いバイクと軽いバイクでは疲れが違いすぎるので、ディーラーはうまくやっているなと言う印象。もちろん良い意味でだ。
雑味なしでバイク本来の良さが体感できる。
いろいろ重い。でもかっこいい。欲しくなってしまったバイクである。
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