前回の記事(バイク用ブーツ4種類比較編)で比較したように、私はデイトナ ヘンリービギンズ HBS-003 ショートブーツにたどり着き購入した。今回はその開封写真と外観インプレをお届けする。
目次
開封!
さて恒例の箱から。
「こう見えてもバイク用」というキャッチコピーが面白い。ブーツが入っているのでそこそこ大きい箱だ。しかし、「重さはブーツにしてはかなり軽い」。
丁寧に梱包されている。除湿剤も箱に張っていあり、革への配慮がうかがえる。
ブーツをじっくり見る!
出してみる。さすが本革製。質感はある。
表面は磨いてあるのか、つやつやで気持ちが良い。革製のシューズと同じようなメンテナンスができるので長年味わいながら使えそうだ。
ソール形状!
ブーツとして気になるソール部分。スニーカーにありがちな平べったいものではなく。「いかにもブーツ!堅実そう!なパターンのある滑りにくそうなソール」だ。
そしてこのアウトソールは柔らかい素材なので、足つきが悪いバイクに乗っても靴がよく曲がり、つま先立ちがしやすい。
外観を四方から見てみよう!
このブーツは側から見ると普通のブーツだが、最も特徴的なのは履いてみた内側であろう。サイドジップ付きだ。
サイドジップはどうか?
ファスナーでバイクが傷つかないようにマジックテープで固定するカバーがあるので安心。ファスナーは信頼のYKK製。
プロテクション!
全てが革製ではなく、内側はポリエステル製でするっと足が入る印象。足首外側部分にぷくっと盛り上がっている部分があり、プロテクションパットが入っているのがお分りになるだろうか。
シュータン部分もスニーカーのような柔らかい厚みのあるパットが入っていて足にフィットする作りになっている。
プロテクターは足首くるぶし部分と、両足つま先にカップが入っていてシフトガードにもなっている。おまけに踵もカップらしき硬めの素材が見えた。ライディングブーツとしては「最低限のプロテクション効果」は備えていると思う。
あらてめて外観を眺めてみると、「いくつかあるプロテクションを備えつつ全くブーツとしての外観を損なっていない」。
おとなしく、大人なバイク乗りにとてもおすすめなバイク用ライディングブーツである。
マイナスポイントは2点
・土踏まず部分の剛性感がやや不足
「つま先立ち」を想定してか、靴底が柔らかく、折れ曲りやすくなっている。
この機能を優先してか土踏まずの部分が柔らかくできているので、土踏まず部分が落ち込む感触が最初にあるかもしれない。
靴底の反発感が少ないので、長距離の徒歩は避けたいところ。しないか。
・防水機能なし
公式情報だと防水機能の記載はない。
しかし、パラパラとした雨には何度か遭遇したが水が染み込んできた記憶はない。ゲリラ豪雨の中は走ったことがないので分からない。
購入したら「防水スプレー」を振りかけておこう。
サイズ感は?
Amazonの商品レビューにあるように0.5cmサイズアップしたほうが無難である。
やはりみなさんの言っているように、足首の通り道の高さが低い。
いつもと同じサイズだと足の長さはピッタリでも、ブーツなので脱ぎ着がスムーズにできなくなる恐れがある。
どんな人におすすめか?
- スーパースポーツに似合いそうなガチガチのライディングシューズには抵抗があるが、どのシューズにしていいかわからない初心者
- スニーカーやレッドウイングブーツなどのバイク用以外のシューズでバイクに乗っていた方でステップアップしたい人
- アメリカン、クルーザータイプのバイクに乗り換えた人
- 本革製のライディングブーツを安く手に入れたい人
つまり、とっつきが良いのだ。「サイドジップ付き」で柔らかい素材なので普通のスニーカーよりも下手したら履きやすいかもしれない。
間違いなくコスパ最強!
- 本革製
- 軽い!(体感レッドウイングの3分の1ぐらいの軽さ!たぶん!)
- サイドジップ付き
- プロテクション
- 「ブラック」と「ブラウン」の2色から選べる
- 1万円ちょっとの金額
もちろん本格的なブーツに比べると革の厚みが薄いと感じるかもしれないが履いてしまえば外見からは分からない。
さらに革製なので「経年変化」が楽しめ、お手入れ次第でかなりいい感じに履き続けることができるだろう。
参考にしていただけたら幸いである。
[…] デイトナ ヘンリービギンズ HBS-003 ショートブーツ 外観インプレ編も読む […]