帯に、炎上されるものになれ!と書いてあるように炎上もしくは実生活で袋叩きにあっている人はとても感情移入して読めるのではないだろうか。
意見が反論され、炎上したときの心構えがこの本のメインだ。
私はそういう経験はないので、心に引っかかった点を3つほど紹介する。
一つ目、ワークライフバランスについて。何かと叫ばれる言葉だ。
バランスが良いということは突出したものが何もないということだという。
つまり、時間を忘れて熱中できる仕事をしていないということなのだ。
本当に突き抜けている人、稼ぐ力のある人はバランスという考え方はないのかもしれない。
この感じ、熱量は壁を突破する人に共通する。
二つ目、無心になる時間を大切にする。
人は無心になれる時間があると、精神的な満足度が高まり、楽しく生きられるという。
ジョン・ベゾス、ビル・ゲイツは皿洗いが好きだったようだ。
三つ目、他人に期待しない。
疑うことは疲れる。つまり無駄なことだ。
人に裏切られることが怖いということは、逆に人に認められたい、愛されたいという承認欲求や自己顕示欲の問題につながる。
誰かの期待を満たすために生きるということは、他人の人生を生きていることだ。
自分の人生を生き切ることに集中するべきなのだ。
そのためには他人のいい面だけを見るようにする。
とても難しいのだが。