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スズキDR-Z4SとDR-Z4SMの違いを徹底比較|どちらを選ぶ?

スズキが2025年モデルとして投入した新型「DR-Z」シリーズには、デュアルパーパスのDR-Z4Sと、舗装路重視のスーパーモタード仕様・DR-Z4SMの2モデルがラインアップされています。両者は基本フレームや398cc単気筒エンジンを共有しながらも、ホイールサイズやサスペンションストローク、ブレーキや足回りの仕様が異なり、キャラクターが大きく分かれています。

ここでは、両車の違いを分かりやすく整理し、どんなライダーにどちらが向くのかを解説します。

主要スペック比較表

項目DR-Z4S(デュアルパーパス)DR-Z4SM(スーパーモタード)
ホイール/タイヤ21″+18″ スポーク / デュアルパーパス17″+17″ スポーク / ストリート仕様
フロントフォークストローク約280mm約260mm
リアストローク約296mm約277mm
フロントブレーキ270mmディスク + 2ポッドキャリパー310mmディスク + 2ポッドキャリパー
車重約151kg約154kg
シート高約920mm約890mm
ABS設定前後OFF可(リアのみも可)リアOFFのみ可(フロント常時ON)
性格林道&オンロード対応の万能型舗装路・ワインディング重視のストリート型

足周りの違い

ホイールとタイヤの違い

DR-Z4S

フロント21インチ/リア18インチのスポークホイールにIRC GP-410デュアルパーパスチューブタイヤを装備。未舗装路も走れるオールラウンダー仕様です。

DR-Z4SM

前後17インチホイールDunlop SPORTMAX Q5Aオンロードタイヤを装着。舗装路でのグリップと軽快なハンドリングを重視しています。

サスペンションストローク

DR-Z4S

フロント:約280mm、リア:約296mmの長ストロークサスペンションで、林道や不整地での衝撃吸収力を確保。

DR-Z4SM

フロント:約260mm、リア:約277mmとやや短めのストロークで、舗装路での安定感とハンドリング性を優先。

ブレーキとABS設定

DR-Z4S

フロント270mmディスク+ニッシン製片押し2ポッドキャリパー。

前後ABSをスイッチで切り替えでき、リアのみOFF設定も可能。

DR-Z4SM

フロント310mmディスク+ニッシン製片押し2ポッドキャリパーで制動力を強化。

フロントディスク径が大きいのが地味に大きいポイント。

ABSはリアのみOFF可能で、フロントは常時ON仕様。

車重とシート高

DR-Z4S

装備重量約151kg、シート高920mmでオフロード寄りのポジション。

DR-Z4SM

装備重量約154kgとやや重めだが、シート高は890mmと低めで、ストリート走行時の足つき性が良好。

スタイリングとキャラクター

DR-Z4S

21インチホイールが強調する「オフロードバイク然とした姿」が特徴。林道や未舗装路を視野に入れた万能モデルです。

DR-Z4SM

17インチタイヤ、強化ブレーキが映える「ストリート志向のスタイル」で、ワインディングや街乗りを中心に楽しめます。

どちらを選ぶべき?

スズキの新型DR-Zシリーズは、同じフレームと398cc単気筒エンジンを共有しつつも、DR-Z4S(デュアルパーパス)DR-Z4SM(スーパーモタード)では走りの性格が大きく異なります。

DR-Z4Sは、21/18インチホイールと長ストロークサスペンションを備えたオフロード寄りの設計が特徴。舗装路だけでなく林道や未舗装路にも踏み込みたいライダー、1台でツーリングからオフロードまで幅広くこなしたい人に最適です。足つきは920mmと高めですが、151kgという軽さで取り回しやすさを確保しているため、慣れれば扱いやすいモデルといえます。

一方のDR-Z4SMは、17インチホイール、Dunlop SPORTMAXタイヤ、310mm大径フロントディスクを採用し、ストリートでの機動性と制動性能を重視。シート高も890mmと低めで足つき性がよく(と言っても身長170cm以下は足つき悪いです)、街乗りやワインディングで軽快なコーナリングを楽しみたい人におすすめです。

どちらのモデルも、最新の電子制御(SDMSの走行モード切替やSTCSトラクションコントロール)、LED照明、軽量なスチール製ツインスパーフレームを備えており、現代的で扱いやすい仕上がり。選ぶ基準は「どこをメインで走りたいか」で決まります。

  • 林道やオフロードも含め、幅広く遊びたいならDR-Z4S
  • 街乗りやワインディングでの軽快さを求めるならDR-Z4SM

この2台は、用途やスタイルに合わせてそれぞれの魅力を発揮するモデルです。

皆さんの参考になれば幸いです。

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